ノイアーがバイエルンに大激怒! GKコーチの解雇に「キャリアで最も残酷なことが起きた」

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バイエルンのドイツ代表GKマヌエル・ノイアーが、GKコーチのトニ・タパロビッチ氏を解雇したクラブへの憤りをあらわにしている。

同氏は2011年にノイアーのバイエルン加入と同時期にGKコーチに就任した。ノイアーをはじめとするGKたちとはコーチと選手を超えた深い縁を築いており、トーマス・ミュラーらその他の選手らとも強い信頼関係で結ばれていたそう。

しかしクラブは先月、そのタパロビッチ氏を突如解雇。その際の声明では「業務の進め方の食い違いがあった」と説明していたが、ユリアン・ナーゲルスマン監督との間に確執があったと見られており、モナコにローン中のGKアレクサンダー・ニューベルが「GKコーチと意思疎通を図れていない」と、クラブとタパロビッチ氏の関係性が良好ではなかったことを指摘する発言を残していた。

そんな中、現在は足の骨折で離脱中のノイアーが『The Athletic』のインタビューでこの件について触れ、大きな失望を味わったと告白。クラブへの怒りを赤裸々にぶつけた。

「僕にとっては痛手だった。すでに(ケガで)ひどく落ち込んでいるところからさらにね。これは僕のキャリアの中で最も残酷なことだ。いろんな経験をしてきた僕が言うんだ」

「ファンから浴びる非難とは全く別の次元だ。僕たちGK全員が粉々に砕かれた気分だよ。みんな涙を流した」

「クラブからは理解のできる説明がなかった。納得のいかないことを言われたよ。お互いに話し合って解決する可能性を排除するような要素なんて何一つ聞いていない」

ノイアーのコメントだけでも、2024年まで契約を結んでいるクラブとの関係に亀裂が入るには十分な事態だが、果たして今後の去就に影響するのだろうか。そして、バイエルンの反応はいかに。