日本では5組に1組が不妊に悩み、50万人近くが不妊治療を受けていると言われています。 イラストレーターのオヨネさんもかつて、その1人でした。 今回は、セックスレス夫が遅刻した出産時のエピソードです。

「写してはいけない部分が…!」出産時の悲劇<オヨネの妊活いばら道24>

セックスレスや多嚢胞性卵巣症候群などの難関に立ち向かい、やっとのこと運よく妊娠した私たち夫婦。

マタニティー期の度重なるトラブルを超えてやっと出産! しかし立ち会い出産希望なのにメガネ(夫)が間に合わないという事態に。

無事子どもは産まれたものの、これからの子育てに不安しかないのでした。私たち…これからどうなっちゃうの!?

今回はそんな怒涛の「未立ち会い出産」の後の小話です。

●カンガルーケアで赤ちゃんと密着。うれしい〜!

史上最強の痛みに耐えながら待望の赤ちゃんを産んだ私。バースプランに「カンガルーケア」を希望していました。

カンガルーケアとは産まれたばかりの赤ちゃんを胸の間に抱いて、肌と肌を重ねてスキンシップをとる方法を指します。母子の絆を深めたり、赤ちゃんの状態が安定するとなにかで読んだのでやってみたかったのです。

産まれてすぐのドロドロの状態からキレイに整えてもらった赤ちゃんを胸元に抱かせてもらい、やっと授かった子どもを肌で目で感じながら幸せに浸りました。

そうだこの瞬間を写真に撮ってもらおうと思い、立ち会えなかったメガネ(夫)の代わりにいた実母に頼みました。

60歳寸前の母にスマホを渡したら、「メガネ(夫)くん間に合わなかったねぇ」と言いながら撮影してくれました。

が、「アレ? これ動画? 写真? ん?」と操作が怪しい感じ。

心配になって「ここ押すんだよ〜」と再確認してから、たくさん写真を撮ってもらいました。

●実母が撮ってくれた写真を確認すると、まさかの部分が!

その頃にやって、やっとメガネ(夫)登場…。産まれたよ〜と報告。

到着した彼は大風邪をひいて咳をしまくり。一刻も部屋から早く出ていってほしかったです。

その後、赤ちゃんは生まれてすぐのケアのため助産師さんに連れて行かれ、私はというと出産中に裂けたおまたを縫い合わせたり、おなかの中に残った胎盤を出したりと処置をしてもらったあと、分娩台でそのまま朝ごはんを食べました。

そして実母にスマホを返してもらい、写真を見返して唖然。

実母が撮ってくれたのは…。

・ただ床だけが映っている数秒の動画
・なにかわからない真っ暗な影が写った写真

あれ? と焦りましたが、その後に私と生まれたてほやほやの娘の写真が。

よかった、ちゃんと写ってる…。しかしなんとまぁ全部写ってる。
…写りすぎている!

私のなんやかんや写してはいけないところとかまで全部写っててOH〜!!!!!
となりました。

友達へは、OH〜! な部分をトリミングして、しっかり確認してから送信…。とんだハプニングでした。
まぁ…実母…ありがとう…うん。

かといってメガネ(夫)が間に合っていても同じ感じになっていたかもしれませんが。とんだ記念写真となりました。