今回も引き続き「睡眠」に関するお悩みに注目。朝の目覚めが悪く、午前中ずっとぼんやりしてしまう……という日常をお過ごしの方は多いのではないでしょうか?そんな時にも使える気功「甩手(スワイショウ)」をレクチャー!気功のレクチャーは、鍼灸院「アキュサリュート高輪」院長の瀬尾港二先生。イラストはお笑いコンビ蛙亭の中野さんです。目次寝起きスッキリ!目覚めが悪い人におすすめの気功しっかり眠ったはずなのに目覚めが悪いという経験をされたことがある方は少なくないはず。特に寒さが増してくる秋から冬にかけては、身体が起きるまでに時間がかかりますよね。そんな時は気功を使ってシャキッと心身を起こしましょう。今回レクチャーするのは、身体を大きく動かす動的な気功「甩手(スワイショウ)」です。
大きく分けると、腕を振り回すような「横」の動きのスワイショウと、前後に腕を振る「縦」のスワイショウの2つ。身体の中にある悪い「気(ストレス)」を外に放り出すようなイメージで腕を振ることで背骨の周りをほぐし、自律神経を整えます。 シャキッと身体を起こす気功その1「横に動かすスワイショウ」■横に動かすスワイショウ(1)足を肩幅に開く(基本姿勢・肩幅の取り方参照)。(2)顔は真っ直ぐ起こした状態で、肩の力を抜いて上体を「でんでん太鼓」のように左右に回旋させる。横に動かすスワイショウのポイント・腕には力を入れず、腰から上をしっかり動かすのがポイント。・3分以上ゆっくりと時間をかけて行えば、雑念も取れる。・朝日を浴びながら行うことで、メラトニンを生成。熟睡のための準備になる。・頭ごと左右にひねると腰痛予防にも効果的。・頭は動かさず上体だけひねると首周りがほぐれるので、どちらも行なうのがおすすめ。 シャキッと身体を起こす気功その2「縦に動かすスワイショウ」■縦に動かすスワイショウ(1)足を肩幅に開く(基本姿勢・肩幅の取り方参照)。手は甲を前に。(2)腕を前後に高く振り上げる。縦に動かすスワイショウのポイント・横のスワイショウと同様に、3分以上ゆっくりと時間をかけて行う。スワイショウは、寝起きにやるのも効果的ですが、仕事の合間や休憩時間の気分転換にもおすすめの気功です。簡単に取り入れられる気功で、心も身体もリフレッシュしましょう!