こんなに暑い日が続くと、職場も冷房ガンガンにしたくなっちゃいますよね? でも、ちょっと待ってください。あなたの心地よいと感じる温度、必ずしも全員に心地よいとは限らないんです。

 例えば、長袖のシャツ+スーツ+ネクタイの男性と、キャミソール+スカート+ミュールの女性。この場合、冷房の効いた部屋で感じる体感温度は、およそ8度も差があるというんです。これは、25度に設定された部屋を想定すると、男性には25度と感じられても、女性にはマイナス8度の17度に感じられるというコト。これって、ただ単に女性の薄着が原因なんでしょうかね?

 「一般的に女性は男性に比べて筋肉量が少なく、熱生産量が低くなります。熱生産量が低いと代謝が悪くなり、通常よりも冷え感が強くなるのです。また、女性のほうが男性に比べて臓器が複雑にできているので、骨盤内にうっ血が起きやすく、そういった要素も女性に冷え症が多い原因になっています」(全国冷え症研究所 所長 山口勝利さん)

 体感温度は周りの環境の影響を強く受けるもの。一定の温度内にいても、湿度や風を受ける強さによって、実際の温度よりも暑く感じたり、寒く感じたりするのだとか。ところで、厚生労働省では省エネの観点から、エアコンの設定温度を28度にするように呼びかけているけれど、男女それぞれが心地よく感じる温度って、どのくらいなんでしょう?

 「男性は25度、女性は28度です。お互いに心地よい温度を保つためには、どちらかがどちらかに合わせる、ということよりも、それぞれが服装面などで工夫をすることが大切です」(同)

 男性は上着を脱ぐなどして、とにかく薄着になることが肝心。また、扇風機や冷たいオシボリなどでうなじを冷やすと、さらに効果的とのこと。一方、女性は首を冷やさないよう襟付きのブラウスを着たり、スカーフを巻いたり、腹巻や毛糸のパンツなどを着用してお腹を温めるのが良いのだとか。

 「基本は頭寒腹熱。足だけ温めても効果はないので、まずは腹部の温度を上げ、それから足を温めてください。体感温度だけでなく、実際の温度も3度以上上昇し、血流もよくなりますよ」(同)

 さて、アナタの職場は今何度ですか? 冷え症対策、参考にしてみてください!(清川睦子/verb)■関連リンク
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