伊東純也(撮影:岸本勉/PICSPORT)

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28日、敗戦を喫したコスタリカ戦から一夜明けて、日本代表の伊東純也がオンラインの会見に応じ、スペイン戦に向けた決意を語った。

森保一監督はコスタリカ戦で、試合間隔の短さを考慮してドイツ戦から5人の選手を入れ替えた。これまで日本の右サイドに君臨してきた伊東もベンチスタートとなったが、なかなか得点が取れず、ついに67分、ピッチに立つ。

伊東は積極的にゴール前に入り込み、ペナルティエリア直前でFKを獲得するなど活躍を見せた。しかし81分、フレールにゴールを奪われて敗戦。肉体的にも精神的にもダメージが心配された。

だが伊東はそんな懸念を「大丈夫です」と一蹴し、笑顔を見せる。

監督は試合が終わった後に「切り替えてスペイン戦やるしかない」とチームを鼓舞したという。そして自身もベテラン選手として「もう勝つしかないし、長友佑都君とかが(チームへの働きかけを)率先してやってくれてるんで。自分はそれに合わせてやっていければ」と語る。

そしてコスタリカ戦の後に行われたスペインvsドイツを見ていくつかの攻略ポイントを見つけたことを明らかにした。

「昨日の試合を見て思いましたけど、ドイツでさえスペインに圧倒されていると感じました。本当に強いチームだと思います」とスペインを讃えつつ、「見ていてラインは高いと思いました。そういうところをうまく突ければ」と分析。

「スキはそこまでなかった。少ないチャンスをものにしなければいけないと思う。うまくスペインの左サイドが上がってきたときにいい形でその裏を取れれば」と攻撃への意欲を見せていた。


【文:森雅史@ドーハ/日本蹴球合同会社 撮影:岸本勉/PICSPORT】