地震や豪雨など災害の被害を最小限にとどめる「減災」について子どもたちに楽しみながら学んでもらおうと、さくら市の小学校で「減災運動会」が22日行われました。

減災運動会は、東日本大震災の経験を生かし後世に伝えようと、さくら市と協定を結ぶ宮城県の東北福祉大学の学生が中心になり市内の小学校で毎年行っています。

南小学校で行われた減災運動会には、6年生の児童と地域の人たち合わせて約100人が参加しました。狭い避難所でのエコノミー症候群を防ぐ「さんあい体操」で準備運動をした児童たち。始めに〇×クイズを通して減災に関する知識を学びました。

車いす利用者の支援を想定した学習では、地域の人が乗った車いすを押しながら途中で障害物を超えたり消火器を使ったりするリレーに挑戦。最後に児童たちはレース形式のバケツリレーに取り組み、消火活動において力を合わせることの大切さを実感しました。