ジャカの得点で1-0と勝利した photo/Getty Images

写真拡大

アーセナルはUEFAヨーロッパリーグのグループステージ第2節でPSVと対戦。1-0で勝利して勝点3を勝ち取った。決勝点はミケル・アルテタ監督の采配がすぐに形になったシーンだった。

この試合も[4-2-3-1]で挑んだアーセナルは、トップ下に新加入のファビオ・ヴィエイラを配置し、ボランチはサンビ・ロコンガとグラニト・ジャカを起用した。後方からボールを回しながら好機を作るアーセナルだったが、ジャカは守備に追われる時間が多く、前に顔を出す機会は限られていた。

それを見かねたアルテタ監督は、トップ下にマルティン・ウーデゴー、中盤にはより汗かき役となれるトーマス・パーティを入れてより攻撃に厚みを加えた。プレミアリーグではこの配置で挑む試合も多く、やりなれた形はすぐに結果に表れる。

右サイドから冨安健洋がオーバーラップしてクロスを入れると、それに合わせたのはジャカ。再三のセーブでゴールを守っていたワルテル・ベニテスの壁を破り、貴重な先制点を奪ってみせた。

プレミアリーグで首位を走るチームの“いつもの形”から決勝点を奪ったアーセナル。連戦による疲労やメンバー交代は必須だが、強みを生かして勝点を拾える強者の戦い方はアーセナルの今季の好調さを象徴している瞬間だ。