NTTドコモは6日、同社が今年9月以降に発売する「2022-2023冬春モデル」として新たに5G対応スタンダードスマホ「arrows N F-51C」(FCNT製)を発表しています。2023年2月以降発売予定。ドコモショップや量販店などのドコモ取扱店および公式Webストア「ドコモオンラインショップ」などにて販売されます。いつでもカエドキプログラムの対象。


arrows N F-51CはFCNTが展開する「arrows」ブランドにおいて新たに投入するスタンダードモデルで、環境への負荷を軽減してより良い未来を築くために製品や素材、資源の価値を可能な限り長く保全・維持し、廃棄物の発生を最小限化する“サーキュラーエコノミー”に基づいた製品開発が必要であると考え、その第一歩としてarrowsのリブランディングを行い、ブランド史上最もサステナブルとして開発されたということです。

また企画および開発はNTTドコモと協同で実施し、新たな「カボニュー」の取り組みとなっており、外観だけではなく内部フレームなどにも再生プラスチックを使用してカメラフレームやサイドフレームには100%再生アルミニウムを採用し、電気電子部品を除く部品総重量に対するリサイクル素材の割合は約67%となり、それを感じさせない洗練されたデザインを実現しているとのこと。



さらに企画・設計から製造までを一貫して国内で実施し、国内製造工程(組立、試験、梱包)では再生可能エネルギーを梱包箱にはFSCR認証紙やバイオマスインキを採用し、細部まで環境配慮にこだわっているとしています。加えて電池の長寿命化を実現する充電制御技術を搭載し、4600mAhの大容量電池との組み合わせによりarrows史上最も永く快適に使い続けられるようになっています。

一方、ソフトウェアの面でも最新のAndroidへのOSバージョンアップを最大3回まで提供し、セキュリティーの脆弱性や問題に対して最長4年間に渡ってサポートするので、購入後も最新機種と同様の機能利用・体験が可能になったほか、安心して永く使えるように取り組むとのこと。もちろん、arrowsブランドで長年培ってきた耐久性もリサイクル素材を使用しながら両立しています。



IPX5/8の防水性能、IP6Xの防塵性能、米国国防総省の調達基準(MIL-STD-810H)の23項目に準拠し、さらに泡ハンドソープで丸ごと洗え、アルコール除菌もできて清潔に保てます。その他にも梱包箱にはFSC認証紙やバイオマスインキを採用して細部まで環境配慮にこだわっており、資源として簡単に回収へ出せるように折りたたみやすく設計したということです。なお、回収については自治体の分別区分および方法に従うように案内されています。

合わせてFCNTでは2025年度中に電気電子部品を除くすべての部品で環境配慮素材を適用するモノづくりをめざすほか、FCNTとその製品を製造するジャパン・イーエム・ソリューションズを事業子会社とするREINOWAホールディングスとして2030年にScope1およびScope2におけるCO2排出量42%減(2020年度比)、Scope3におけるCO2排出量25%減(2020年度比)の目標を掲げてカーボンニュートラルの実現に向けて取り組んでいくとしています。


ディスプレイは上部中央にパンチホールを配置したアスペクト比9:20の約6.24インチFHD+(1080×2400ドット)有機ELを搭載し、最大120Hzリフレッシュレートやブルーライトを大幅に低減するEye Care認証をサポートしており、パンチホール部分には約1240万画素CMOS/広角レンズ(F2.24)のフロントカメラが内蔵され、新たにマスクをしたまま認証できる顔認証に対応したほか、生体認証としては側面指紋センサーも搭載しています。

また引き続いて「FAST フィンガーランチャー」に対応し、指紋認証を行うだけでロック解除と同時にアプリの起動が可能。さらに「プライバシーモード」が進化し、選択したアプリを非表示にできるだけでなく、家や会社など登録した場所に行くと、プライバシーモードを自動で 起動させることが可能になっています。OSはAndroid 12をプリインストール。




リアカメラは以下のデュアル構成で、既存の「arrows NX F-52A」と比べてメインカメラのセンサーサイズは約1.65倍となって集光能力が向上し、デュアルPDAF対応によってピント合わせのスピードと正確性も向上しているほか、引き続いて「Adobe Photoshop Express モード」で撮影すると、シャッターを押すだけでアドビの技術により写真が自動でプロ並みの仕上がりになり、逆光など撮影が難しい景色も、簡単に美しい画像で残せます。

・約5030万画素CMOS(デュアルPDAF)/広角レンズ(F1.88)
・約810万画素CMOS/超広角レンズ(F2.2)

また画像情報をより多く記録するRAW形式で撮影した画像を使って細かい空や肌の色の調整、コラージュなど、こだわりの加工も思いのままにでき、さらに「Adobe Express」を使えば、豊富なテンプレートやアセットを利用して直感的な作品づくりも楽しめます。


主な仕様はチップセット(SoC)がQualcomm製「Snapdragon 695 5G Mobile Platform」、内蔵メモリー(RAM)が8GB、内蔵ストレージが128GB、外部ストレージがmicroSDXCカードスロット、充電・接続端子がUSB Type-C、無線LAN(Wi-Fi)がIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5.xGHz)、BluetoothがVersion 5.1など。またFMラジオやハイレゾ音源にも対応。サイズは約155×72×8.6mm、質量は約172g、本体色はフォグホワイトおよびフォレストブラック、ブラッシュネイビーの3色展開。

SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが1つとeSIMによるデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)をサポートしており、VoLTEやVoLTE(HD+)に対応し、携帯電話ネットワークにおける最大通信速度は5Gで下り2.1Gbps/上り800Mbps、4Gで下り218Mbps/上り75Mbpsとなっています。なお、対応周波数帯については確認中です。







記事執筆:S-MAX編集部


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・日本で最もサステナブルなスマートフォンを目指して「arrows N」を商品化:FCNT株式会社
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