WordPressでは、アップロードしたJPEG画像から自動的にWebp画像を生成して表示に利用する機能の開発が行われている。当初、この機能はWordPress 6.0での導入が予定されていたが、見送られた。そして、次にリリースが予定されているWordPress 6.1においてもこの機能のデフォルト搭載は見送られることになりそうだ。

WordPress 6.1におけるこの機能のデフォルト採用は「WebP in Core for 6.1 - Make WordPress Core」の投稿からほぼ見送りになったものとみられる。WordPress Tavernは9月20日(米国時間)、「WebP by Default Pulled from Upcoming WordPress 6.1 Release - WP Tavern」において、一連の流れをまとめた。

WebP by Default Pulled from Upcoming WordPress 6.1 Release - WP Tavern

WordPressにアップロードしたJPEG画像から自動的にWebp画像を生成し表示に利用するようになった場合、WordPressが使われているWebサイトを閲覧しているユーザには表示速度が高速になるという利点がある。パフォーマンスの上では利点が得られるが、デフォルトの挙動をこの動きに変えるのは時期尚早というのが現時点で優勢な意見のようだ。

今後この機能が削除されるのか、導入を前提とした機能として改善が進められるのか、コアに取り込まれてデフォルトの機能となっていくのか、現時点では何とも言えない。今後のユーザーの反応や改善の結果などを踏まえながら、方針が検討および更新されていくものとみられる。