by Racillian Photos

ダークな世界と魅力的なキャラで人気となり、全世界累計売上本数が600万本を突破したアクションRPGが「NieR:Automata(ニーア・オートマタ)」です。この「ニーア・オートマタ」が大好きすぎるあまり、出会い系アプリのTinderで出会った男性に「ニーア・オートマタ」を布教しまくったという女性が話題になっています。

She Convinced Tinder Men To Buy NieR:Automata Then Ghosted Them

https://kotaku.com/she-convinced-men-on-tinder-to-buy-nier-automata-and-t-1849419343

出会い系サイトで「ニーア・オートマタ」の布教活動を行っていたというジェニーさんは、「昔はTinderで見つけた男性に『ニーア・オートマタ』を買わせていました。22人まで数えたあたりでやめたかな。ただ、『ニーア・オートマタ』のことをたくさん話したり、ゲームを勧めたりしていただけで、決して『ヤる』とは言っていません」と語っています。



ゲーム関連ニュースサイトのKotakuによれば、ジェニーさんは「いじめられ、家族から虐待を受け、ひどく落ち込んで自殺を考えていた時期に、『ニーア・オートマタ』と出会った」とのこと。ジェニーさんは「ニーア・オートマタ」の音楽から美意識まで、そのすべてに夢中になったそう。さらに「ニーア・オートマタ」のディレクター兼シナリオ担当である横尾太郎氏の大ファンにもなったジェニーさんは、自宅に横尾太郎氏のグッズで埋め尽くされた「祭壇」もあるとKotakuに語っています。



そんな「ニーア・オートマタ」について会話する友人が地元にいなかったというジェニーさんは、Tinderで出会いを増やそうと決意。Tinderのプロフィール欄にある「お気に入りのゲーム」には「ニーア・オートマタ」を挙げていたそうです。しかし、「Tinderを始めた当初、私は相手にゲームをおすすめしたこともありましたが、その代わりに性的な関係を約束したことは一度もありませんでした。しかし、バーで女性に飲み物をおごる時のように、ほとんどの男性はゲームを買うことに見返りをもとめていました」とジェニーさんは語っています。

あまりにも「一晩デートしよう」と言い寄ってくる男性が多いため、ジェニーさんは開き直り、自分の好みを共有できる友達を探そうとするのではなく、代わりに「ニーア・オートマタ」をはじめとする横尾太郎氏の作品を、声をかけてきた男性にひたすら布教しまくるようになったとのこと。

しかし、最初は布教活動が面白く感じていたそうですが、途中でむなしさを覚えてやめてしまった、とジェニーさん。「私は自分がどれだけめちゃくちゃな何かになってしまっていたのかに気づいてハッとしてしまったので、やめました。何人かは本当に気持ち悪かったけど、他の人はゲームが嫌いだったり、考察や理屈にはあまり興味がなかったりして、私が連絡を取らなくなっただけで彼らの気持ちを傷付けたかもしれません」と語っています。

なお、その後ジェニーさんはDiscordで、「ニーア・オートマタ」を語れる友人を見つけることができたそうです。