インテルDFダルベルトが負傷で長期離脱、今夏の退団は非現実的に…昨季はカリアリでプレー

写真拡大

 インテルは14日、同クラブに所属しているブラジル人DFダルベルトが母国での個人トレーニングを行なっている際に負傷したことを発表した。

 クラブの発表によると、ダルベルトは母国ブラジルで実施していた新シーズンに向けた個人トレーニングの際に、左膝を捻挫していたという。ミラノに到着後、病院で検査を実施し、前十字靭帯の損傷が確認された模様だ。現時点で具体的な離脱期間は明らかにされていないものの、長期離脱は避けられない見込み。クラブは近日中に手術を受ける予定だと明かしている。

 ダルベルトはシモーネ・インザーギ監督の新シーズンに向けた構想に含まれておらず、今夏の売却が既定路線となっていた。しかし、今回の負傷を受けて、今夏中の移籍は非現実的となっている。まずはインテルに残り、治療を最優先することになりそうだ。

 現在28歳のダルベルトはニースで頭角を現した左サイドバックで、2017年夏にインテルへと加入した。しかし、インテルでは定位置を確保することができず、加入してからの2シーズンで公式戦26試合出場1ゴールという成績に。2019−20シーズンはフィオレンティーナへ、翌シーズンはレンヌへとレンタル移籍に出ていた。2021−22シーズンはレンタル移籍先のカリアリでプレーしており、セリエAで28試合に出場するなど主力として活躍していた。

 インテルとダルベルトの現行契約は2023年夏までとなっている。イタリアメディア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、ケガから復帰した冬の移籍市場での売却、または双方合意による契約解除を実施し、フリーでの移籍を模索する可能性が高いと報じている。