きっかけは生田絵梨花さんとテレビCM共演!? 日産パオ、ラシーンの中古車価格が上昇中

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2022年5月に10周年記念コンサートを日産スタジアムで開催した乃木坂46。2011年にAKB48の公式ライバルとして登場した女性アイドルグループだが、現在日本を代表するトップアイドルグループとなり、アジア圏でも高い人気を誇っている。

そんな乃木坂46に在籍中も人気で、卒業した現在も俳優・歌手として活躍している生田絵梨花さんが、イーデザイン損害保険株式会社の最新テクノロジーを活用してお客さまに新たな体験を提供する「共創する自動車保険 &e(アンディー)」(以下「&e」)のアンバサダーに就任した。

「事故のない世界」の実現に向けた「みなさんとの共創の輪」を広げるべく、アンバサダーである生田さん主演のTVCM「このゆび、とまれっ!宣言篇」、「安全運転プログラム篇」の2篇が2022年5月16日(月)より全国で放映開始されている。

生田さんの可愛らしさに目を奪われたのはもちろんだが、TVCMに登場し生田さんと共演したクルマにビックリ。「このゆび、とまれっ!宣言篇」では日産パオ。そして、「安全運転プログラム篇」では日産ラシーンと共演しているのだ。

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そこで、生田さんと共演した日産パオとラシーンの車種解説と中古車事情について紹介したい。どうやらその価格が上昇中なのだ。

まずは日産パオから。日産パオは、1987年に発売したBe-1に続いて登場した日産の「パイクカー」シリーズの第2弾。 ちなみにパイクカーとは、少量生産を前提とした遊び心のある「尖った(鋭い)」感覚のクルマの総称だ。

パオは1987年の東京モーターショーにコンセプトカーとして出展後、1989年1月に発売された。一般的なモデルとは異なり、3ヵ月間予約を受けた後に全数を生産・納車するという手法が採用され、総生産台数は3万台あまりに上っている。

パオのベース車両はBe-1同様、初代マーチだが、内外装ともに「冒険心」をテーマにしたレトロ調の内外装で大人気となった。車名の由来は中国語の包)パオ)で、モンゴルの遊牧民の「組立式家屋」を意味している。

パオに搭載されているエンジンは最高出力52ps、最大トルク75Nmを発生する1L直列4気筒。組み合わされるトランスミッションは5速MTと3速AT。駆動方式は2WD(FF)のみだ。

樹脂製パーツを多用し、車両重量は720~750kgと非常に軽い。ルーフは通常のルーフに加えて、キャンバストップモデルも用意している。

現在、パオの中古車は約50台流通していて、平均価格は約134.7万円。中古車の価格帯は約63万~約260万円で、レストア済車が多く流通している。2022年4月当時のパオの中古車の平均価格は約120万円だったので、約15万円も値上がりしている。

続いては、日産ラシーン。パオと同じパイクカーの流れを汲んだラシーンは、1994年~2000年に販売されたコンパクトSUV。1990年に登場したサニーをベースに、最低地上高170mmと若干ロードクリアランスを高めているのが特徴だ。

名前の由来は羅針盤で、デビューから1997年のマイナーチェンジまでは、ドラえもんをキャラクターに採用、キャッチコピーは「新・ぼくたちのどこでもドア。RUN!RUN!ラシーン」だった。

ラシーンはデビュー当初、搭載エンジンは最高出力105psを発生する1.5L直列4気筒のみで、組み合わされるトランスミッションは5速MTと4速AT。駆動方式は全車ビスカスカップリングを採用したフルタイム4WDを採用していた。さらに一部グレードには背面タイヤを装着したグレードも設定し、タフギア感をアピールしている。