住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイド番組「Blue Ocean」。“プロフェッショナルの素顔に迫る”をテーマに、各界で活躍されている素敵な方をゲストに迎えて話を伺うコーナー「Blue Ocean Professional supported by あきゅらいず」。

6月27日(月)のゲストは、歌手の森口博子さん。今回の放送では、新曲に込めた思いや、厄年を通じて得た学びについて語ってくれました。


(左から)住吉美紀、森口博子さん


国民的アニメ「機動戦士Zガンダム」の主題歌「水の星へ愛をこめて」で、1985年に歌手デビューした森口さん。音楽活動のほかにも、バラエティやドラマ、舞台、ラジオ、司会、CMなど幅広く活躍。6月1日(水)には、現在公開中の映画「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」の主題歌「Ubugoe」をリリースしました。


森口博子さん


◆新曲がオリコン週間チャートTOP10入り!

住吉:オリコンチャートの「シングルTOP10入りインターバル記録」を樹立し、注目されているとお聞きしました。

森口:森口博子の波が来ちゃっています(笑)!

住吉:どういった記録なんでしょうか?

森口:新曲「Ubugoe」がオリコンのウィークリーでトップ10入りしまして、シングルでは29年ぶりのランクインなんですよ。「ホイッスル」(1993年6月21日付・10位)以来です。そのインターバルの記録が、女性アーティストで歴代3位ということで。和田アキ子さん、美空ひばりさんに次いで、森口博子がランクインしました!

住吉:すごい!

森口:(先輩方の)背中が偉大過ぎて、背筋が伸びますね(笑)。

住吉:デビュー曲「水の星へ愛をこめて」も、ガンダム作品のテーマ曲ですよね。

森口:そうなんです。いろんなオーディションを受けて落ちまくりのときに、やっと、ガンダム、アニメの世界が手を差し伸べてくれました。そのあと20代、30代、40代といろんなテーマソングを担当させていただきました。

40代のときに、オファーも来ていないのにライブのMCで「50代になってもガンダムソングを歌います」って、勝手に宣言したんですね(笑)。そうしたら、そのとき会場にいた「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」の監督(安彦良和さん)が覚えていてくださり、今回主題歌のオファーをいただきました。安彦良和監督に感謝です!

住吉:素敵! そういうオファーって義理とかでは来ないと思いますし、森口さんの歌声が作品の世界観とマッチしている証ですよね。

森口:そうだとしたら嬉しいですね。「(森口博子の)声が必要」って言われたのは、本当に歌手冥利に尽きます。

◆神秘的で壮大なMVにも注目!

森口:「Ubugoe」は母性があふれ、深くて刺さる松井五郎さんの歌詞と、doubleglassさんの壮大なメロディ、冨田恵一さんの琴線に触れるアレンジがとても美しい曲です。

住吉:めちゃくちゃいい曲ですよね。

森口:本当に名曲。

住吉:その曲を、森口さんが美しくお歌いになられています。森口さんの歌声を聴いていると、「歌って人柄が出るな」とすごく感じます。

森口:本当ですか!? だとしたら、受け止めてくれるブレないファンと、暑苦しい「チーム森口」の熱量が音に伝わっているんだと思います。ガンダム映画の制作関係者の愛情も込められた、全てがドラマティックなレコーディングでした。この曲は、MVが壮大なんですよ。MVは森口博子のオフィシャルYouTubeチャンネルで公開されています。

ちゃんとロケをしてすごく頑張ったのに、MVについて(SNSなどで)検索したら「合成だ」とか「CGだね」って書かれているんですよ!「いやいや、実際に行ったんだけど!」って(笑)。それぐらい美しくて、壮大な場所で撮影したので、ぜひ観てほしいです。



◆厄年が“生き方”を見直すきっかけに…!?

住吉:森口さんには人生の転機がいくつかあったそうですね。30代のときにも転機があったんですって?

森口:そうなんです。32歳のときに厄年を迎えまして。仕事、体調、人間関係、すべてが絶不調で、いわゆる四面楚歌の状態でした。

住吉:そんな時期があったんですか!?

森口:ありました。先輩たちから「厄年ってつらいよ」って聞いていたんですけど、「これがそうなんだ」って痛感しました。何をやってもうまくいかないし、体調も悪い。ファンレターでも「無理して笑わなくていいですよ。森口さんが曲を出したいときに出してください。待っていますから」って書かれていて。ファンのみんなにも、つらい状態がバレちゃっていたんですよ。

住吉:ええ〜!?

森口:「これはいけない」って思いました。その頃は忙しい時期がずっと続いていたので、「神様が生き方を見直すチャンスをくれたんだ」と感じたんです。

住吉:なるほど。

森口:それからは食事、軽い運動、睡眠といった“人間らしいこと”を見直しました。「こんなボロボロの私でも、必要としてくれる人がいるんだ」と思ったときに、すべてに心から感謝ができたんです。そうしたら、自分でもびっくりするぐらい好転して、いろんないいことがどんどん舞い込んできました。

住吉:へええ! 厄年は、体調がすごく変化する時期なので、「今までの暮らし方を見直しなさい」っていう教えがありますよね。

森口:そうですよね。いわゆる“人生のデトックス”を感じました。最初は作り笑いだったんですけど、笑顔でいると、あとから気持ちがちゃんとついてきたんですよ。笑っていると、周りの人もハッピーになるじゃないですか。そうすると、びっくりするぐらいいいことが舞い込んでくるんです。

いまだに「博子ちゃんはどうしてニコニコ笑っていられるんですか?」って聞かれるんですけど、「ちょっとでも無理できる日は、笑っていたほうがいいことが起こる」っていうのを、厄年で経験したからなんですよ。

◆80代までガンダムソングを歌い続けたい!


昨年開催された「35周年アニバーサリーコンサート 〜蒼い生命〜」のステージ


住吉:(ガンダムの話に戻りますが)10代〜50代までガンダムソングを歌ってこられたんですよね?

森口:そうです。人生そのものですね。(ガンダムは)歌手になる夢を叶えてくれた運命の作品なので、パートナーです。80代までガンダムソングを歌う!

住吉:いいですね! 80代まで、少なくとも3曲は歌うと。

森口:必ず。「夢を口にすると叶う」っていうことを経験してきたので。言霊ですね。

住吉:素晴らしい。最新曲「Ubugoe」は現在CDで発売中です。

森口:数量限定劇場盤もあります。LPサイズのジャケットを安彦良和監督が書き下ろしています。そちらもぜひチェックしてください!

住吉:そして、2021年に開催された「森口博子 35周年アニバーサリーコンサート 〜蒼い生命〜」のBlu-rayも発売中です。発売を記念した展示がタワーレコード渋谷店であるんですよね?

森口:はい。開催期間は6月28日(火)〜7月10日(日)までです。アニバーサリーコンサートで着用した衣装や私の等身大パネルが展示されます。

住吉:おお!

森口:タワーレコード渋谷店、タワーレコード名古屋パッセ店、タワーレコード梅田NU茶屋町店ではグッズ販売もしています。詳細はオフィシャルWebサイトをご覧ください https://www.mogeshan.net/。

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聴取期限 2022年7月5日(火)AM 4:59 まで

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<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時:毎週月〜金曜9:00〜11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/bo/
特設サイト:https://www.tfm.co.jp/bo/aky/ https://www.tfm.co.jp/bo/aky/