アニメ映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』が6月3日に公開され、5日の舞台あいさつに安彦良和監督、声優キャストの古谷徹、主題歌『Ubugoe(うぶごえ)』を歌う森口博子らが登壇した。

 エメラルドグリーンのドレスで登壇した森口は、「主題歌を担当させていただいた森口博子です。本日は朝7時から並んでいたお客さまもいたと聞いて、胸が熱くなっております」と満面の笑顔であいさつ。

「『(機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV)運命の前夜』の主題歌(『宇宙の彼方で』)を担当したときは40代だったんですけど、そのときも安彦監督にお世話になったんです。

 そして今回、『森口さんの声が欲しい」と言われて感激です。本当にありがとうございます。(今回の歌は)壮大なメロディー、イントロから心を掴まれるアレンジが美しくて……。

『Ubugoe』って、子供たちだけでなくて、私たち大人も選択をしながら生きていて、選択するたびに産声を上げていると思って……気持ちを込めて歌わせていただきました」

 安彦監督が「森口さん、本当に申し訳ない、女性に歳を聞いてしまって。『50歳になったんだね』って聞いたら、50歳を超えていたんだよ……ごめんね」と問いかけると、森口は「全然大丈夫です。50代で参加させていただいて光栄です!」と笑っていた。

 同映画は、公開2日間で観客15万人を動員し、興行収入が3億円を超える見込み。安彦監督は「標的は『トップガン(マーヴェリック)』です。トム・クルーズを撃ち落としてやっと勝利と言える」と意気込んでいた。