4,630万円分の振込先をフロッピーでやり取り…誤送金の新人職員に相次ぐ同情の声

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山口県阿武町が、誤って振り込んでしまった4,630万円の返還を求めていた問題。口座の所有者である田口翔容疑者(24)が5月18日、電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕された。そんななか、ネットでは事件の別の側面が話題を呼んでいる。

ことの発端は4月8日、同町役場の職員が新型コロナ関連の給付金を振り込んだことだった。対象となった全世帯分の給付金4,630万円を職員が、田口容疑者の口座に全額振り込んでしまったのだ。阿武町側が返還を求めたところ、なんと田口容疑者は拒否。そのため問題は警察が動くまでの事態に発展した。

田口容疑者が逮捕されたのは、4,630万円が誤って入金されたものだと知りながらも、スマートフォンを使って決済代行業者の口座に400万円を振り込み、不法に利益を得た疑いがあるためだ。各メディアによると、田口容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているという。

いっぽう現在、送金を担当した“町の職員”にも注目が集まっている。まず今月7日、『週刊女性PRIME』はこの職員のことを「今年4月に採用になったばかりの新人職員」といい、「しかし上司が二重、三重にチェックしていなかった」と役場の体制について伝えていた。

さらに19日にアップされた『NEWSポストセブン』の記事によると、銀行とデータのやり取りをする際、新人職員はフロッピーディスクを使うことになっていたという。あるITジャーナリストはいう。

「フロッピーが主流だったのは数十年前ですし、そもそも現在販売されているパソコンにフロッピーの差込口があるものはほとんどないです。使い方すら知らない若者も多いこの時代に、若手職員にフロッピーで仕事をさせるということがそもそも時代遅れだと言わざるをえません」

チェック体制が不十分なうえに、慣れない仕事をさせられていた職員。そのためネットでは「職員がミスをするのも無理はないのでは」とし、同情の声がこう上がっている。

《新採で訳も分からないまま振り込みをさせられて、しかもフロッピーなんか初めて見たんじゃないの?可哀想に…》
《担当していた役場の新人もかわいそうだよね。その人を叩く以前にフロッピーディスクで大事な情報をやりとりするという役所の体質がもうヤバいのであってw FDなんて若い人は見たこともないぞ》
《フロッピーでデータ渡したとか、4月1日入庁の職員が入力とか、なんともお粗末な実態が》
《フロッピー使わされて出納業務やらされてたらしい新人が可哀想すぎな》