ペンタブ「XPPen Deco LW Pen Tablet」の使用感をレビュー!

最近ではペン入力に対応したパソコン(PC)やタブレットなどが増えてきていますが、新たに購入する場合にはかなり費用がかかります。一方、すでにパソコンがあるならペンタブレット(以下、ペンタブ)や液晶タブレット(以下、液タブ)などを追加すれば、より手軽にペンでお絵かきなどが楽しめます。

今回はそんなペンタブの中でも2005年に設立された液晶タブレット、ペンタブレット、スタイラスペンなどを販売するメーカーのXPPenから“新世代のペンタブ”という触れ込みの「XPPen Deco LW Pen Tablet」(以下、Deco LW)をご提供頂いたので、実際に使ってみました。

そこで本記事ではDeco LWのパッケージや外観、同梱品、ドライバーのインストール、ファンクションキーのカスタマイズから使い心地などを含めてレビューしていきたいと思います。なお、日本向け公式Webストア( https://www.storexppen.jp/buy/deco-l-lw_2022.html )では送料無料&18ヶ月メーカー保証で価格(金額はすべて税込)が通常11,980円、現在はセールで10%OFFの10,780円となっています。

またDeco LWはBluetoothによるワイヤレス接続に対応していますが、ワイヤレス接続が必要ない場合には下位モデルとして「XPPen Deco L Pen Tablet」(以下、Deco L)も用意されており、こちらは通常9,980円、セールで10%OFFの8,980円となっています。また総合Webストア「Amazon.co.jp」では特選タイムセールにてDeco LWが10,180円の15%(1,800ポイント)還元、Deco Lが8,480円の15%(1,500ポイント)還元となっています。

iPhoneやAndroidにも対応したペンタブレット「XPPen Deco LW Pen Tablet」を試す!外観や同梱品、使い勝手などを紹介【レビュー】

ペンタブ「XPPen Deco LW Pen Tablet」の使用感をレビュー!

最近ではペン入力に対応したパソコン(PC)やタブレットなどが増えてきていますが、新たに購入する場合にはかなり費用がかかります。一方、すでにパソコンがあるならペンタブレット(以下、ペンタブ)や液晶タブレット(以下、液タブ)などを追加すれば、より手軽にペンでお絵かきなどが楽しめます。

今回はそんなペンタブの中でも2005年に設立された液晶タブレット、ペンタブレット、スタイラスペンなどを販売するメーカーのXPPenから“新世代のペンタブ”という触れ込みの「XPPen Deco LW Pen Tablet」(以下、Deco LW)をご提供頂いたので、実際に使ってみました。

そこで本記事ではDeco LWのパッケージや外観、同梱品、ドライバーのインストール、ファンクションキーのカスタマイズから使い心地などを含めてレビューしていきたいと思います。なお、日本向け公式Webストア( https://www.storexppen.jp/buy/deco-l-lw_2022.html )では送料無料&18ヶ月メーカー保証で価格(金額はすべて税込)が通常11,980円、現在はセールで10%OFFの10,780円となっています。

またDeco LWはBluetoothによるワイヤレス接続に対応していますが、ワイヤレス接続が必要ない場合には下位モデルとして「XPPen Deco L Pen Tablet」(以下、Deco L)も用意されており、こちらは通常9,980円、セールで10%OFFの8,980円となっています。また総合Webストア「Amazon.co.jp」では特選タイムセールにてDeco LWが10,180円の15%(1,800ポイント)還元、Deco Lが8,480円の15%(1,500ポイント)還元となっています。

【パッケージや本体外観、同梱物などをチェック】


まずは開封して同梱品や外観をチェックしていきます。Deco LWのパッケージの内容は以下のようになっています。

・Deco LW Pen Tablet 本体
・X3 Eliteスタイラスペン
・USB to USB-C アダプター
・USB to Micro USB アダプター
・USB ケーブル
・替え芯抜き
・替え芯 10本
・ワイヤレスレシーバー
・保証書
・クイックガイド

なお、クイックガイドは日本語や英語、中国語(繁体字)を始めとして13ヶ国語に対応しています。以前に「XPPen Artist 12 Pro」のレビューを行った際は11ヵ国語に対応でしたので2か国語増えています。


本体は一般的な家庭用の量りで計量したところでは重さが約457g(ケーブル類除く)となっていました。またカタログスペックではサイズが約 315×187×8.8 mmと、長辺はA4サイズより2センチほど大きく、短辺は2.5センチほど小さくなっています。

この大きさであればしっかりと余裕を持って絵を描いたりすることができるのではないかと思われます。また本体裏側にはシリアルナンバーが記載されたシール、本体側面(左側)にはUSB Type-C端子、、電源キーがあります。

また今回はXPPenより提供された製品がブラックでしたが、Deco LWおよびDeco Lともにブラックだけでなく、ブルーやグリーン、ピンクといった本体色も販売されているので、好きな色を購入すると良いかと思います。




【XPPen Deco LW Pen Tabletをセットアップ】

続いてDeco LWをWindowsPCと接続してみました。接続はUSBケーブルで繋ぐ方法と、Bluetoothでワイヤレスで繋ぐ方法の2種類があります。今回はDeco LWの特徴でもあるBluetoothでの接続を試したいと思います。



付属のワイヤレスレシーバーをパソコンのUSBポートに挿し、パソコンのBluetoothをオンにしてペアリングをします。なお、Windowsであれば設定のBluetoothとその他デバイスにDeco LWの名称が出ていれば問題ありません。


続いてパソコンにドライバーをインストールします。ドライバーは公式Webサイト( https://www.xp-pen.jp/download-821.html )から利用しているOSに合ったものをダウンロードして導入します。なお、ドライバーはWindowsの他にmacOSやLinux(Ubuntu、CentOS、Arch、Mint、RedHat、Debian、Manjaro、elementary OS)用と幅広く用意されています。

ユーザーマニュアルにも記載されていますが、他社の液タブやペンタブなどのドライバーが残っていないか確認し、必ず事前にアンインストールしておくようにします。これはドライバーの競合によって動作に不具合が起こることを防ぐためです。

一方、XPPenの他の製品のドライバーはインストールしたままにしていても大丈夫だそうです。ドライバーはダウンロードしたファイルを実行すれば自動でインストールされます。インストール完了後にはユーティリティー画面が起動します。


ユーティリティーではショートカットキーやペンのボタンの設定変更などが行なえます。プルダウンに良く使う項目は用意されているので選択するだけで簡単に設定できますし、カスタマイズで自分好みにすることもできます。


ディスプレイ(モニター)の設定

続いて筆者が使用しているパソコンのディスプレイはEIZO製「EV2730Q」は解像度が1920×1920ピクセルの正方形なのでマッピングの調整をします。操作エリアが10×6インチなので、10:6に合わせて1920×1152ピクセルをマッピングしました。

マッピングはユーティリティーで行います。ユーティリティーを起動するにはペンタブ本体のカスタマイズキーの一番上(デフォルト設定時)をクリックします。起動したら[操作エリア設定]からウィンドウサイズ合わせ用の特製壁紙をガイドラインにしてエリアの設定をします。

これでこのDeco LWで操作できる領域が画像の青色の部分のみとなりました。

この設定は10:6のモニターを利用している場合には必要ありませんし、少しくらい比率が違うくらいならあまり気にならないかも知れませんが、大幅に違うと操作感がとても悪いので自分の使用しているモニター解像度を確認して設定すると良いと思います。

セットアップが終了したので、Deco LWでペン入力してみましょう。

【CLIP STUDIO PAINTで試し描き】

実際にDeco LWを使ってお絵かきアプリ「CLIP STUDIO PAINT」にて試し描きをしたキャプチャームービーを掲載しておきます。ペンの筆圧は思った通りに付けられ、傾き検知は60°あり、少しくらい持ち癖があっても良好に描けるのではないかと感じました。

またDeco LWのペンは筆圧を掛けてもペン先が沈み込まないタイプなので、いつものペンのように描けます。早めにペンを動かしても文字は書けていたので、PDFファイルなどの書類へのメモも書きやすそうです。



【XPPen Deco LW Pen Tabletを試してみて】

今回提供頂いたDeco LWはBluetoothでパソコンと接続しましたが、ケーブルがないのは思ってたよりも良いです。机上にケーブル1本ないだけでかなりすっきりします。ただし、充電のために定期的にDeco LWをUSBケーブルを繋ぐ必要はあります。

一方、ペンタブとしても本体がA4サイズより少し大きいくらいなので広くない机の上にも置きやすいかと思います。設定や配線に何も難しいこともなく、初心者にもオススメできる商品だと思われました。さらに今回はパソコンで利用しましたが、iPhoneやiPad、Android、Chrome OSでも利用できるのも大きな特徴となっています。

AndroidやChrome OSでの接続は同梱されていたUSB OTGアダプター(USB to USB-C アダプターまたはUSB to Micro USB アダプター)を利用して「Android/Chrome OS搭載機 ⇔ USB OTGアダプター ⇔ USBケーブル ⇔ ペンタブ」と繋ぐだけでドライバーのインストールの必要もなく簡単です。

なお、AndroidやChrome OSでの利用時はタブレットは縦対応のみとなり、対応バージョンはAndroid 6.0(開発コード名:Marshmallow)以降、 Chrome OS 88では以降に対応しています。一方、iPhoneやiPadではBluetooth接続でお絵かきアプリ「ibis Paint」のみで利用できます。「設定」にて「対応スタイラス」 の中の「XP-PEN Pen tablet」を選択します。

「XPPen Deco LW/Deco L Pen Tablet」の主な仕様
製品名Deco LペンタブレットDeco LWペンタブレット
製品モデルIT1060IT1060B
サイズ315×187×8.8 mm
作業エリア254×152.4mm(10''×6'')
本体色ブラック、ブルー、グリーン、ピンク
ショートカットキー8
解像度5080LPI
レポートレート200RPS(最大)
ワイヤレス技術Bluetooth 5.0
連続作動時間10時間(最大)
バッテリー容量1000mAh/3.7V
スタイラスペンX3 Elite
筆圧レベル8192
傾き検知機能60°
読取高さ10mm
搭載ポートUSB-C
電源入力5V/1A
互換性Windows 7以降, Mac OS X 10.10(またはそれ以降)
Android 6.0(またはそれ以降), Chrome OS 88(またはそれ以降)
Linux
※macOS Montereyおよび Windows 11対応製品


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記事執筆:Hisumi


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