日華懇、台湾支持の決議可決「台湾海峡の平和と安定重要」
![日華懇の古屋圭司会長(右)から台湾を支持する内容の決議文を受け取る謝長廷駐日代表](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/a/0/a0529_1290_f0f0ffab_63c20864-m.jpg)
決議文は「力による現状の変更は国際社会に対する脅威」だとし、台湾と共に自由、民主主義、法の支配といった基本的価値を尊重し、国際秩序の維持に「最大限の努力を惜しまない」と言明した。
「台湾海峡の平和と安定が重要であることを強く認識する」とした上で、ロシア軍のウクライナ侵攻に言及。「経済力や軍事力による一方的な現状の変更がなされないよう、わが国と価値観を共有する国際社会と協働」する姿勢を示し、台湾には「『自由で開かれたインド太平洋』に向けた取り組み」などへの貢献を期待するとした。
「経済安全保障の観点から認識される国際サプライチェーンの見直しに必要と思われる日台間の協力を積極的に支援する」ことも記された。
▽謝駐日代表「日本は信頼できるパートナー」
出席した台北駐日経済文化代表処の謝長廷(しゃちょうてい)代表(大使に相当)は、世界が新型コロナウイルスや戦争などの挑戦に立ち向かう中で、台湾と日本は信頼できるパートナーで、友人だと述べ、連携を強めていく考えを示した。
ウクライナ情勢については、力による現状の変更は決して許されないと強調した上で、台湾は日本など理念の近い国と結束して対抗していくと語った。
(楊明珠/編集:楊千慧)