強い寒波の影響で、北日本各地で豪風雪の被害が発生しているようだ。

2022年2月22日、次のような写真がツイッターに投稿され、話題となっている。

建物の壁に設置されたエアコンの室外機が、外れてしまっている。屋根から落ちた雪が襲撃したのだろうか......。ツイートには「悲惨過ぎる」というコメントが添えられている。

「kんた 」(@88bt08)さんが投稿したツイートには、2万1000件を超える「いいね」が付けられ、今も拡散中(2月24日現在)。ツイッターにはこんな同情・心配のリプライが殺到していた。

「雪庇怖いですね」
「窓が割れなかったのが唯一の救いですね」
「寒いのにさらにエアコン使えないとか大変すね」
「室外機がこれならエアコン使えないよね?  あぁ寒い」
「室外機全滅..管理会社大変だろうな」
「修理費凄そうです...」

それにしても、ここはどこ? Jタウンネット記者は、投稿者「kんた 」さんに話を聞いてみた。

足元だけでなく、上も注意して!

投稿者「kんた 」さんは、この写真を撮影した状況について、こう語った。

「2月22日火曜日の朝、青森市内にて犬の散歩中に見た光景です。 大量の積雪の後に暖気が続き、撮影日の前日にまた大量の積雪や吹雪が見られていました。見つけた時には既にあの状態でした」

豪雪地帯と言われる青森市。アメダス青森観測所(青森市)のデータを見ると、1月末から積雪深100センチ以上という状況が続いている。そこに暮らす「kんた」さんも、今年の積雪は「ものすごいと思います」と語る。

「私が住む町域は雪を寄せる場所が比較的あり、大丈夫ですが、寄せる場所がない町域は、車のすれ違いなどができなかったりします」

と「kんた 」さん。さらに、次のように付け加えた。

「屋根の雪下ろしができなくなった家庭の、軒の破壊が印象的でした。今後も高齢化で目にする機会は増えるでしょうし、注意が必要だなと思いました。
また地域や世代によって、雪庇(※編注:せっぴ、屋根から雪がせり出している状態)の認知度は少ないのかなと言った印象で、屋根の雪が落ちて来ることは割とあるので、降雪後、暖かい日に出歩く際は、足元だけでなく、上も注意してもらえたらな...と思います」(「kんた 」さん)

なお、24日16時時点で青森の積雪深は135センチ(平年比199%)。