“新成人”西郷真央も悲願の初優勝に燃える1人だ(撮影:GettyImages)

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3月3日から行われる「ダイキンオーキッドレディス」で幕を開ける2022年の国内女子ツアー。だが、今年もこれまでとは大きく異なる点、注目すべきポイントが存在する。ということで「22年の女子ツアーで知っておきたいこと」を予習・復習しておこう。今回は初優勝が期待される選手を紹介。
20-21年シーズンは、後に「全米女子オープン」を制することになる笹生優花から始まり、メジャー初勝利を含む4勝を挙げた西村優菜ら6人の初優勝選手が誕生した。今年も涙、笑顔など初めてカップを掲げる選手たちの表情が、ツアーの盛り上がりに華を添えそうだ。
では、それを期待される選手は? その筆頭候補に挙げられるのが、昨季7度の2位を経験した西郷真央だろう。今年成人式を迎えた西郷は、19年のプロテストに合格すると、ルーキーシーズンからすぐに活躍。いつ勝ってもおかしくはなかったが、頂点にはわずかに及ばなかった。今年の目標はずばり「勝」。原英莉花と並ぶジャンボ軍団の看板選手として、師匠に勝利報告をしたいところだ。
またトップ10入り21度を誇りながら勝ちきれなかった高橋彩華も、悲願達成に燃える1人。1998年度生まれの黄金世代は、ツアー本格参戦した19年から2季連続でシード入りを果たしている。そうなると次に欲しいのは“優勝”の2文字。ツアー屈指のアイアンショットを駆使し、歓喜の瞬間を迎えたい。
ちなみに、これまでに黄金世代からは9人のツアー優勝者が誕生。次に勝った選手は世代10人目の“節目の勝利”となる。高橋のほか、植竹希望、臼井麗香、山路晶の初シード組を中心に、その期待がかかる。
来季シード選手のうち、上記以外にも金澤志奈、仲宗根澄香、田辺ひかりらが未勝利のまま新シーズンに臨む。このレベルまでくると、過去に1度もチャンスが訪れてないという選手はいないため、次こそはガッチリと勝利をつかみたいところだ。
【20-21年シーズン・初優勝者とその大会】
笹生優花(NEC軽井沢72ゴルフ)
西村優菜(樋口久子 三菱電機レディス)
山下美夢有(KKT杯バンテリンレディス)
堀琴音(ニッポンハムレディス)
吉田優利(楽天スーパーレディース)
三ヶ島かな(JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ)
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