昨年のリベンジを果たしたパウメイラスが初の決勝進出!《クラブ・ワールドカップ》

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FIFAクラブ・ワールドカップ(CWC)2021準決勝のパウメイラス(ブラジル)vsアル・アハリ(エジプト)が8日に行われ、2-0でパウメイラスが勝利した。

準々決勝で北中米カリブ海王者のモンテレイを下したアル・アハリは、その試合からスタメンを3人変更。エル・シャハト、タヘル、アフシャを3トップに並べた[4-3-3]で試合に臨んだ。

一方、今大会初戦となる南米王者のパウメイラスは、最前線に元アルビレックス新潟のFWホニを据えた[4-2-3-1]の布陣を採用。2列目は右からドゥドゥ、ヴェイガ、スカルパを並べた。

前回大会の3位決定戦と同じ顔合わせとなった一戦は、立ち上がりからややパウメイラスが押し込む展開となると14分、スカルパの左クロスからボックス中央のヴェイガがヘディングシュートを放ったが、これが相手GKがセーブ。

その後もポゼッションで上回るパウメイラスだが、自陣ボックス付近で固い守備ブロックを敷くアル・アハリを崩せず、決定機のないまま時間のみが経過。

それでもパウメイラスは39分、ダニーロのパスをバイタルエリア中央のドゥドゥがワンタッチではたくと、パスに反応したヴェイガがボックス内まで切り込みGKとの一対一を制した。

迎えた後半、リードするパウメイラスは開始早々に追加点を奪う。49分、中盤でのワンタッチパスでサイドチェンジを行うと右サイドでフリーのドゥドゥがドリブルでボックス内まで侵入。ボックス右から豪快にシュートをゴール左に隅に突き刺した。

2点を追うアル・アハリは、54分にエル・シャハト、エルスリア、ラビアを下げてシェリフ、アブデルカデル、ファティを投入する3枚替えを敢行。その後、果敢に攻め込むアル・アハリは、61分にファティがミドルシュート。さらに68分にもアシュラフのロングパスからファティがヘディングシュートを狙ったが、共に枠を外した。

攻めの手を緩めないアル・アハリは72分、ボックス左手前でパスを受けたアブデルカデルがミドルシュートでゴールに迫ると、GKヴェヴェルトンの弾いたボールをシェリフがゴールに押し込むが、これはVARの末にオフサイドとなり、ゴールは取り消された。

しかし、アル・アハリは80分にホニに対してアシュラフが後方から危険なタックルを見舞うと、VARの末にレッドカードが提示され、退場となった。

数的優位となったパウメイラスは、お役御免となったホニとスカルパを下げてデイベルソンとブレーノを投入するなど、余裕を持って試合をクローズ。

前回大会の3位決定戦で敗れたアル・アハリにリベンジを果たしたパウメイラスが、初の決勝進出を決めた。

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