19日、国内組の日本代表候補は合宿3日目のトレーニングを行った。その中で森保一監督が珍しく声を荒げながら指示する場面が見受けられた。

ウォーミングアップを終えると、2つに分かれてボールをキープするトレーニングに移った直後のこと。コーチがボールを投げ入れると、選手が競り合う。するとすぐに森保監督が大声でストップをかけた。

そのままの大きな声で指示を受けたのは若手選手。名指しで最初の競り合いのぶつかり方が弱いと指摘されたのだ。いつもはあまり口を出さずに出来るかギリトレーニングを流す森保監督が見せた姿にチームの緊張感は増す。その後、コーチもボールがラインを割って外に出た後、ふと気が抜けた選手に対して「休みじゃないぞ!」と声を掛けるなど、ピリピリした空気が流れた。

この日最後は縦方向を短くしたピッチを使った紅白戦。森保監督の見せた厳しい表情も効いたのか、最後まで激しいボールの奪い合いが続き、選手は約1時間半のトレーニングを終えていた。

なお、この日の紅白戦のチーム分けは次のとおり

(Aチーム)
        大迫
相馬              武藤
    江坂      脇坂
        稲垣
長友   谷口    中谷   酒井
        権田

(Bチーム)
        上田
荒木              TP
    渡辺      鈴木
        松岡
佐々木  TP    西尾   山根
        TP

TP=トレーニングパートナー 
サイドハーフ 佐藤恵允 (明治大)
DF チェイスアンリ(尚志高)
GK GK北川空(流通経済大)

以上


【文:森雅史/日本蹴球合同会社】