ソフトバンクがウィルコム沖縄を2022年4月1日に吸収合併!グループ全体の経営資源の効率化を目的に組織・事業の合理化を図るため
ついにウィルコム沖縄が消滅に!ソフトバンクが来年4月1日(予定)に吸収合併 |
ソフトバンクは22日、同社の完全子会社であるウィルコム沖縄を吸収合併(簡易合併・略式合併)するとお知らせしています。同社グループ全体で保有する経営資源の効率化を進めることを目的として組織および事業の合理化を図るためとのこと。
取締役会決議日は2021年12月22日(火)となっており、合併契約締結日および効力発生日はそれぞれ2021年12月22日(火)と2022年4月1日(金)を予定しています。なお、この吸収合併は完全子会社を対象とする簡易吸収合併であるため、開示事項および内容を一部省略して開示しているということです。
ウィルコム沖縄は沖縄県内で電気通信事業を行っており、現在はソフトバンクが展開する携帯電話サービス(ブランド)「Y!mobile」の沖縄県内における顧客に対してサービスの提供を行っており、ウィルコム沖縄契約以外の顧客と契約関係が異なる状況となっています。
またソフトバンクグループでは変化の激しい情報通信業界において継続的な企業価値の向上を図るべく、成長戦略「BeyondCarrier」を推進するとともに、徹底したコスト効率化による構造改革にも取り組んでおり、こうした状況において経営資源の効率化を進めるために組織および事業の合理化を図っていく必要があるとのこと。
存続会社 | 消滅会社 | |||
名称 | ソフトバンク株式会社 | 株式会社ウィルコム沖縄 | ||
所在地 | 東京都港区海岸一丁目7番1号 | 沖縄県那覇市旭町114番地4 | ||
代表者氏名・役職 | 代表取締役 社長 執行役員 兼 CEO 宮川潤一 | 代表取締役社長 今村隼人 | ||
事業内容 | 移動通信サービスの提供、携帯端末の販売、固定通信サービスの提供、インターネット接続サービスの提供 | ソフトバンクのネットワークを利用した「Y!mobile」ブランドのMVNOとしての沖縄県での移動移動通信サービスの提供、携帯端末の販売、固定通信サービスの提供、インターネット接続サービスの提供体通信サービスの提供 | ||
資本金 | 204,309百万円 (2021年3月31日時点) | 100百万円 (2021年3月31日時点) | ||
設立年月日 | 1986年12月9日 | 2004年12月3日 | ||
発行済株式数 | 4,787,145,170株 (2021年9月30日時点) | 2,000株 (2021年3月31日時点) | ||
決算期 | 3月31日 | 3月31日 | ||
大株主・持株比率 | ソフトバンクグループジャパン株式会社40.72% 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.61% JP MORGAN CHASE BANK 385632 4.35% 株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.89% SMBC日興証券株式会社1.21% (2021年9月30日時点) | ソフトバンク株式会社100.00% (2021年3月31日時点) | ||
直前事業年度の財政状態・経営成績 | 決算期(2021年3月期) (連結:国際会計基準) | 決算期(2021年3月期) (単体:日本基準) | ||
親会社の所有者に帰属する持分 | 1,512,212百万円 | 純資産 | 2,037百万円 | |
資産合計 | 12,226,660百万円 | 総資産 | 2,846百万円 | |
1株当たり親会社所有者帰属持分 | 322.68円 | 1株当たり純資産額 | 1,018,565.25円 | |
売上高 | 5,205,537百万円 | 売上高 | 4,421百万円 | |
営業利益 | 970,770百万円 | 営業利益 | 751百万円 | |
税引前利益 | 847,699百万円 | 経常利益 | 751百万円 | |
親会社の所有者に帰属する純利益 | 491,287百万円 | 当期純利益 | 489百万円 | |
親会社の所有者に帰属する基本的1株当たり純利益 | 103.85円 | 1株当たり当期純利益 | 244,715.65円 |
そのために完全子会社であるウィルコム沖縄を吸収合併することにしたということです。合併はソフトバンクにおいて会社法796条第2項に基づく簡易吸収合併であり、ウィルコム沖縄においては会社法784条第1項に定める略式合併であるため、いずれも合併契約承認に関する株主総会は開催しないとしています。現時点におけるソフトバンクおよびウィルコム沖縄の企業情報は上記の通り。
吸収合併後はソフトバンクを存続会社、ウィルコム沖縄を消滅会社とする吸収合併方式となるため、ウィルコム沖縄は解散します。また完全子会社であるため、合併による株式その他の金銭などの割当てはなく、合併に伴う新株予約権および新株予約権付社債に関する取扱い該当事項もありません。さらに合併は完全子会社との合併であるため、ソフトバンクの連結業績に与える影響は軽微だとのこと。
記事執筆:memn0ck
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・(PDF)完全子会社である株式会社ウィルコム沖縄の吸収合併(簡易合併・略式合併)に関するお知らせ
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