会議で発言する洪楠基副首相=13日、ソウル(聯合ニュース)

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【世宗聯合ニュース】韓国政府が環太平洋経済連携協定(TPP)加盟に向けた手続きを事実上、開始した。

 洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相兼企画財政部長官は13日の対外経済閣僚会議で、「TPP加盟に向けた世論の取りまとめと社会的議論に着手する」と発表した。中国と台湾のTPP加盟申請、韓中日や東南アジア諸国連合(ASEAN)各国など計15カ国が参加する地域的な包括的経済連携(RCEP)協定の発効など、アジア太平洋地域内で経済秩序が活発に変化しており、TPP加盟議論をもはや政府内にとどめておけないと背景を説明した。

 TPPは米国が離脱したことを受け、現在は日本やオーストラリア、メキシコなど11カ国が加盟している。10月に中国と台湾が相次いで加盟申請を行ったことで、関心が高まった。