同社の家庭用オーディオのサウンド技術を活用し、低域部分の音を仮想再生することで、重低音専用スピーカーがあるような迫力がたのしめる。
 
10V型大画面モデル「F1Xプレミアム10」にはハイエンドオーディオ機器向けの高音質オペアンプや、パナソニックブランドの高速演算DSP、フィルムコンデンサを新採用。ベースとなる音質の向上を図ったほか、「音の匠」の再現性をさらに高めている。ちなみに2021年モデルは全機種でハイレゾ音源に対応している。
 
HDMI入出力端子を装備しており、スマートフォンやAmazon Fire TV StickなどHDMI対応の機器とWi-Fi・テザリングでの接続により、動画配信サービスなどがHD画質や高音質で楽しめる。
 
Wi-Fi・テザリング接続すれば音楽CDのアルバムタイトルや曲名などの情報をワンタッチで手軽に更新できる。
 
 
 
「安全・安心運転サポート」機能はもちろん搭載
 
一時停止や制限速度など、見落としがちな道路標識情報を事前に音声と画面表示で知らせる「安全・安心運転サポート」機能も引き続き搭載。高速道路や有料道路での逆走の検知・警告もする
 
 
中身は一新。見た目は変わらず
 
このように、ストラーダ2021年モデルはHD解像度の地図や高速CPUの搭載など中身が大幅に進化している。最上位機種「CN-F1X10BHD」については、ブルーレイ再生に対応しており、画面の見映えはまさにストラーダ史上最高といっても過言ではないだろう。
 
半面、シリーズを通して筐体は従来モデルを踏襲している。もちろん大画面モデルに採用する「DYNABIGスイングディスプレイ」の機構も変わりない。“ハコ”としての見栄えはすでにスタイリッシュで高い質感を備えており、今回のフルモデルチェンジはまさに“中身で勝負”することになるのだが、実際に見て、触れてみれば、現在ストラーダを使っている人ならば間違いなく“劇的進化”を実感できるはず。初めて触れる人ならば、美しい地図や軽快な操作感などに好感が持てるだろう。
 
470車種以上に装着可能
 
なにより、大画面を採用するフローティングタイプの強みとなるのは、多くの車種に搭載可能であるということ。その数、何と470車種以上に取り付けられ、新車だけでなく既販車についても実車での適合確認を行っている。
 
昨今、中古車需要も高まっており、そうしたクルマを手にした人でも大画面のカーナビが選択できる。製品の進化とともに、適合車種の更新にも注目だ。
 
 
地図更新のウェブ更新が最大3年間無料
 
上位モデルでは無料地図更新に対応。新しい地図で快適なドライブができる。
F1Xプレミアム10 「CN-F1X10BHD」と「CN-F1X10HD」は全地図更新が2024年12月15日までの3年間で1回、部分地図更新が2024年12月15日までの間で2カ月に1回、最大3年間が無料となる。
「「CN-F1D9HD」」は全地図更新が3年間(2024年12月15まで)の内で1回無料だ。
 

 
〈文と写真=ドライバーWeb編集部・兒嶋〉


[ストラーダ2021年モデルラインアップ]
 
 
 
 
CN-F1X10BHD
価格:オープン(市場想定価格:22万円前後)
・10型HD有機ELディスプレイ
・2DINサイズボディ(470車種以上に適合)
・ブルーレイディスクプレーヤー
・全地図更新/部分地図更新無料(最大3年間)