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突然ですが皆さんは天体観測をしたことがありますか?

僕は2021年まで、小学校の宿題で出た星座を調べる的なやつを除いて、一度もしたことがありませでした。

高校生の時にBUMP OF CHICKENの『天体観測』に憧れたり、社会人に成り立ての時にアニメ『化物語』を見て「あれがデネブ・アルタイル・ベガ」をやりたいと思ったりしましたが、知識も無ければ、天体望遠鏡は高そうだし、何より都会は明るい、ということで全く縁がなかったんですよね。

そんな僕になぜか天体望遠鏡の貸し出し案内がきたんです。僕に扱えるはずがないと思ったので、もちろん断りました。

なのですが、「僕みたいな初心者でも扱えるし、都心のお家からでも天体観測できる」と言われたのでお借りすることに。

初心者でもすぐに感動できる「eVscope eQuinox」

それがこちらのデジタル天体望遠鏡「eVscope eQuinox」です。

eVscope eQuinoxは一般的な天体望遠鏡と大きく違う特徴があります。なんと、天体を見るためのファインダーがありません。ではどうやって見るのかというと、スマホアプリ経由です。

▲アプリで天体観測をしているところ

▲上記のような形で画像を保存できます

eVscope eQuinoxとスマホをWi-Fi接続して、アプリ経由で天体観測をします。このアプリが初心者にも分かりやすい仕様となっており、使い勝手がいいだけでなく、映し出したものを画像として保存したり、シェアしたりもめちゃくちゃ簡単です。

さらに凄いのが、自動的に星を探してくれること。eVscope eQuinoxのアプリには「フィールド検出」というボタンがあり、それをタップすることで近くにある星をいい感じで探してくれます。

ほかにも、銀河・星雲・星団・恒星・惑星などを自動で探してくれる機能も。気になる星団などをタップすると、そのものの説明もしてくれるので、まったく知識がない初心者にも優しく頼りになる仕様です。

▲M10 球状星団の写真

M10の説明M10は同じ塵雲で数十万以上の星が同時に集まって形成された、天の川銀河系内の球状星団です。地球からの距離はおよそ14000光年、直径は80光年(20分角、月の視直径の3分の2)。また、太陽系に最も近い球状星団の1つです。およそ20万個の星からなり、等級は6.4で、肉眼でも観測することができます。