GNU Projectは現地時間2021年9月7日、GNU Wget バージョン1.21.2をリリースした。ソースコードはGNUのミラーリストから入手できるが、gzip版やlzip版の直接リンクも用意されている。メーリングリストの投稿によれば、バージョン1.21.2はautoconf バージョン2.71のサポートやPythonの依存解放、絶対パスを使用したFTPの二重解放(double free)に対する修正、Webサイトをフルダウンロードする「--mirror」と合わせて使用する「--page-requisites(画像やCSSファイルなどもダウンロード対象とする)」で「alternate stylesheet」「icon」としてマークされたリンクも対象に加えるようになった。GNU WgetはWebサーバーやFTPサーバーなどからファイルをダウンロードするツールとして長年親しまれ、同種の機能を持つcURL(curl)と人気を二分してきた。

GNU Wget バージョン1.21.2