東京五輪「アルゼンチン代表のスター候補8名」

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7月22日に開幕した東京五輪の男子サッカー競技。アルゼンチン代表はここまでオーストラリアに敗北、エジプトに勝利と1勝1敗となっている。

28日には決勝トーナメント進出をかけてスペイン代表との試合に臨み、勝点獲得を狙う予定だ。

今回はその東京五輪のアルゼンチン代表チームにおいてスター候補とされる選手を『Onefootball』などからご紹介する。

ティアゴ・アルマダ

20歳のティアゴ・アルマダはベレス・サルスフィエルドの天才アタッカーで、ヨーロッパのトップクラブのいくつかから関心を受けている。2021年のシーズンは18試合で5ゴールを決めるなど完璧な形でスタートしており、調子も上がっている。

前線ならばどこでもこなすことができ、鋭いドリブルによって相手を引き剥がし、緊密なコントロールでゴールへと向かっていく。大会後にはおそらく欧州へと羽ばたいていくはずだ。

エセキエル・バルコ

すでにアメリカのアトランタ・ユナイテッドに加入して国外でのキャリアをスタートさせているエセキエル・バルコ。22歳だがプロの舞台でもう142試合に出場している。

メジャーリーグサッカーのオールスターゲームにも出場しており、リーグ全体でも素晴らしい地位を築いている。かつて「アグエロの再来」とも呼ばれたインデペンディエンテ出身のアタッカーは、このオリンピックでさらに価値を高められるはずだ。

ネウエン・ペレス

攻撃のオプションは数多いアルゼンチン。それを支えるディフェンスにもタレントが必要であり、そこで期待を受けているのがネウエン・ペレスだ。

まだ所属しているアトレティコ・マドリーでは出場したことがないが、これまでアルヘンティノス・ジュニオルス、ファマリカン、グラナダへとローン移籍して経験を積んできた。

プレッシャーを受けても落ち着いており、タックルは非常に強烈だ。また必要に応じてドリブルでの持ち上がりもこなし、攻撃面への繋がりを作ることができる。さらにセットプレーでの得点力も備えている。

ファウスト・ベラ

そしてネウエン・ペレスらがいる最終ラインの前に位置するのが、アルヘンティノス・ジュニオルスのMFファウスト・ベラだ。彼は中盤に保護層を形成し、危険を嗅ぎ分けてボールを回収していく。

またボールが彼の足元にあるときには攻撃の起点となり、サイドに散らして幅を作ることが可能だ。それだけのパス能力を備えており、攻守に渡って貢献できるタイプだ。

21歳の彼はヨーロッパへの移籍を求めており、このオリンピックで注目されたいという意欲を見せている。このチームでは豊かな経験を持っている選手の一人であり、リーダーとしての活躍も期待だ。

アレクシス・マック・アリステル

すでにアルゼンチンのフル代表でも2試合に出場した経験を持っているマック・アリステル。22歳になった彼は昨季ブライトンで22試合に出場し、世界最高峰のプレミアリーグで貴重な時間を過ごしてきた。

彼はドリブルを行うタイミングを熟知しており、ゲームの状況に応じてプレーを指示することができる。またそのキックの精度も見事なものであり、セットプレーやミドルシュートでも力を発揮する。

ペドロ・デ・ラ・ベガ

インテリジェントでバーサタイルなフォワードであり、ラヌースではすでに中心選手となっている。ブロンドの長髪とカリフォルニアスタイルの容姿がスター性を感じさせる。

素晴らしい動きとスピード、さらにテクニックを備えているため、ストライカーの周りでうまく働くことができる選手だ。大会後には欧州のクラブにローン移籍する可能性が高いとも。

アグスティン・ウルシ

バンフィエルドに所属している21歳の天才ウインガーだ。非常に巧みで爆発力を持っており、不気味なまでのドリブルや優れたクロス、カットインからの危険なシュートを得意としている。

エセキエル・バルコが所属しているアトランタ・ユナイテッドが獲得に動くのではないかとも伝えられており、

アドルフォ・ガイチ

サン・ロレンソから昨年CSKAモスクワへと移籍し、今年イタリアのベネヴェントへと貸し出された選手。190cmを超える身長を持つ大型ストライカーで、強靭なフィジカル能力を備えている。

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空中戦だけではなく、その突進力を生かした豪快な突破や持ち込みでも知られており、次世代のアルゼンチンを背負う前線の柱になると期待されている。今後の数年間で世界トップクラスの選手になる可能性があるとも言われるが、オリンピックでその価値を証明できるか。