ドルトムントのノルウェー代表FWハーランド【写真:AP】

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父アルフ=インゲ・ハーランド氏と代理人のライオラ氏にそれぞれ26億円の支払いが必要

 今夏の去就が注目されるドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドは、代理人のミノ・ライオラ氏と父アルフ=インゲ・ハーランドが移籍交渉のためにスペインへ渡った。

 獲得のためには高額移籍金が必要となるが、獲得を目指すクラブの一つであるバルセロナは、ハーランド側から代理人費用だけで約50億円を要求されているという。

 ドルトムントでゴールを量産するハーランドに対してはレアル・マドリードやバルセロナ、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティなど欧州屈指の名門が関心を示している。

 しかし、移籍の足かせとなりそうなのはドルトムントが設定する高額の移籍金だ。ハーランドとドルトムントの契約には7500万ユーロ(約98億円)での契約解除条項が含まれるが、これが有効となるのは1年後の2022年。今夏の移籍マーケットにおいては、移籍金1億8000万ユーロ(約234億円)に設定されたと伝えられている。

 20歳のストライカー獲得のためには膨大なコストが必要だ。スペインのラジオ局「RAC1」が報じたところによると、バルセロナは交渉を行う代理人のライオラ氏とハーランドの父アルフ=インゲ・ハーランド氏に対してコミッションフィーとしてそれぞれ2000万ユーロ(約26億円)、2人合わせて計4000万ユーロ(約52億円)を要求されているという。

 また、ハーランドの年俸要求は3000万ユーロ(約39億円)と伝えられている。トップクラブから引く手あまたのストライカーだけに、やはり獲得は一筋縄ではいかないようだ。(Football ZONE web編集部)