長栄海運の貨物船=資料写真

写真拡大 (全2枚)

(台北中央社)台湾の海運大手、長栄海運(エバーグリーン・マリン)が運航する貨物船が九州の沿海で悪天候に遭い、コンテナ36個が流出したことが分かった。同社が2日明らかにした。

長栄海運によると、コンテナが流出したのは貨物船「長朗輪」。先月30日、九州の南西約20カイリ(約37キロ)の海上で強風などに遭い、積んでいたコンテナのうち、21個がデッキに落下し、36個が流出した。流出したコンテナに危険物がなく、船長が事故直後、日本の海上保安庁に通報し、付近を航行する船舶に注意を促したという。

長朗輪は、韓国・釜山から米ロサンゼルスに向かっていたが、貨物の破損状況の確認などを優先するため台湾北部・新北市の台北港に一時寄港することになった。

(鍾栄峰/編集:羅友辰)