就任から“ノース・ロンドン・ダービー”2連敗のアルテタ監督…54年ぶりの不名誉記録に

写真拡大

 アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が不名誉な記録に並んだ。

 プレミアリーグ第11節が6日に行われ、アーセナルはトッテナムと対戦。13分に先制点を許すと、前半終了間際にもカウンターから追加点を許した。アーセナルは69.7パーセントの支配率を記録し、44本のクロスを上げたものの、枠内シュートはトッテナムの3本を下回る2本で終え、0−2で敗れた。

 この結果、アルテタ監督はトッテナムとの“ノース・ロンドン・ダービー”2連敗に。データサイト『OPTA』によると、アーセナルの指揮官で、就任から2試合連続で“ノース・ロンドン・ダービー”に敗れたのは、1966−67シーズンのバーティー・ミー氏以来となる史上2人目の不名誉な記録となった。

 リーグ戦4試合未勝利(1分け3敗)となったアルテタ監督は試合後、「ゴールを決めること。とてもシンプルなことだ。点を取る必要がある」と現状の一番の問題について語った。

「他のところで何をしても得点を取らなければ何の意味もない。早急にネットにボールを入れる必要がある。現時点ではゴールを取るためには多くのことをしなければならないようだ。パフォーマンスに関しては私が要求していたすべてのことを彼らは見せていた。この試合でプレーすべき方法でプレーした。すべてのスタッツでは優位に立っていた。でも、すべてはボールをネットに入れられるかだ」

 また、追加点を許した場面ではガーナ代表MFトーマス・パルティが負傷したことにより、ピッチを離れようとしていたことから数的不利でカウンターを受けた。アルテタ監督はこの場面を振り返り、「トーマスは足を引きずり、痛みを感じていた。交代させる必要があったが、最も重要な切り替えの場面で一人失ってしまった。彼は地面で倒れなければならなかった」とトーマスの判断に不満を口にした。

「私は彼を押してピッチに戻そうとした。彼はどれほど重要な状況でそのポジションを離れたか気づいていないようだった。それはそれだけ痛めていたということだと思う。その状況で解決できることは何もなかった」

「彼とはまだ話をしていない。どのようにそうなったのか、そしてどれほど彼が深刻に感じていたのかは正確にはわからない。それを見る必要があるし、彼とも話をする必要がある」

 プレミアリーグ第11節終了時点で4勝1分け6敗、勝ち点「13」で暫定15位に沈んでいるアーセナル。10日に行われるヨーロッパリーグのダンドーク戦後、次節は13日にホームでバーンリーと対戦する。