願掛けが実って試合でもシブコスマイルが見られるか(撮影:米山聡明)

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<伊藤園レディス 事前情報◇12日◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6741ヤード・パー72>
何気ない会話や質問に対する回答がウィットに富んでいて、会見を開けば日本のみならず海外記者をも爆笑させた“渋野節”。今季はなかなかその姿や声をお届けできていないが、「伊藤園レディス」会場でも“切れ味”が衰えることはない。
イン9ホールを回った開幕前日の練習ラウンドでは、主に「グリーンの速さや、グリーン周り、あとはアイアンの距離感を合わせること」を重点的にチェック。先週の「TOTOジャパンクラシック」ではパッティング面の課題を挙げていたが、それもスタンスを微調整するなどして修正を図っている。
TOTOは予選落ちがなかったため3日間プレーしたが、その前の2試合(アース・モンダミンカップ、樋口久子 三菱電機レディス)は決勝ラウンドに進めていない。そんな状況で、なかなかモヤモヤが消えないなか、開幕前日に会場近くの“パワースポット”へと気力を満たしに行ったのだとか。
それが会場から車で15分ほどの場所にある「笠森観音」。ここは今から1200年以上前の784年、奈良時代に開かれた由緒正しきお寺だ。「他のキャディさんが教えてくれたみたいで。すごくいいところだって」という場所に、今週キャディを務めるマネージャーと足を運んだ。
気になるのは願い事の内容だが、それはさすがに「言っていいんですかね?」と、ご利益を失わないよう内緒に。ただ「ゴルフと、人生に関してお祈りしました(笑)」ということだけは教えてくれた。千葉県で、大会最終日の11月15日に22歳になる誕生日ウィークを過ごすことになる。間もなく始まる新たな1年を充実したものにするためにも、昨年のような“神がかり的”な活躍をここから期待したい!
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