「26歳のときに色々教わりました…」大人の色気漂う彼女の奥ゆかしい恋愛観
東カレ厳選の麗しの美女を紹介する『金曜美女劇場』。
本連載では、東京の夜のシーンに似合う艶やかな大人の女性たちを紹介していく。
前回:「男友達というだけで、ドキドキしちゃいます」ピュアなあの子が、女の園から飛び出した先とは
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彼女が浴衣の袖をゆらすと、爽やかな夏の風が吹いた気がした。
女性の名前は、永池南津子さん。
15歳の頃に芸能活動を始め、今年19年目を迎えたベテラン女優である。
マイペースな雰囲気でカメラ前に立つ彼女はショートヘアとも相まって大人の色気を醸し出す。
「私は三姉妹の真ん中なのですが、小さな頃からずっと『姉妹コンプレックス』を感じて育ってきたんです」
上の姉は優等生、下の妹は独創的。そんな魅力的な2人の影に隠れて、自分だけ自信が持てない日々を過ごしてきたそう。
「そんな自分を変えたくて、15歳のときに演技の世界に飛び込みました」
具体的に彼女がとった行動とは、演技のトレーニングを積んで「自分だけの強み」を作るということ。
すると、その努力が功を奏したのか、姉妹コンプレックスから徐々に解放されたという。
「高校進学と同時に地元を離れて、遠くの学校に通うことになったのも良かったです。それまでのように周囲から、姉妹間で比較されることもなくなりましたし。『私は私のままで良いんだ』って思えるようになったのが、高校時代です」
そこからは水を得た魚のように、“自分の世界観”を追求していった南津子さん。
成城大学に進学後も熱心に演技レッスンなどに通い、数々のオーディションを受けたそうだ。
ところが、大学4年生を迎える頃には、就職をするか演劇の世界に身を置くか「人生の選択」を迫られることになる。
退路を断ったときに、人気ドラマに抜擢されて…
女優として生きていく覚悟
「私の世代は就職難の時代でしたし、せっかく大学まで出させてもらったのに、自分の好きなことだけ追求していて良いのだろうかって悩みました。
でも、やっぱり私はお芝居が好きですし、『この道で絶対に生きていこう』と覚悟を決めました」
退路を断った彼女は、その後も大野智主演の人気ドラマ『歌のおにいさん』(テレビ朝日系)に出演するなど、女優としての活動の幅を広げていく
「テレビカメラの前で芝居をするのと、舞台上で芝居をするのとでは、求められる技術が全然違うんだなって興味深かったです。
例えば、お辞儀をする芝居1つとっても、頭を下げる微妙な角度によって演技の印象が全然変わってしまう。そういう違いや緊張感も含め、あらゆる経験が刺激的でした」
そこから10年経った今でも女優業には毎回新しい発見があり、「この仕事を死ぬまで続けたい」と思っているという。
「女優のお仕事って、どんな人生経験もプラスに働く珍しい職業だと思うんですよね。
演劇はとても奥が深くてまだ勉強中の身ですが、幸せな経験もつらい経験も全てのことが表現に生かせるところが魅力のひとつだと思っています。
この仕事が好きとか嫌いとかいう次元ではなくて、良い意味で『ゴールがないから永遠に挑戦していきたい』という思いで続けさせて頂いていますね」
そんな彼女の夢は『細雪』という舞台で、三女の雪子という役を演じることだそうだ。
仕事に邁進する彼女に、今度は恋愛についても聞いてみることに。
恋に落ちる頻度は4年に1度!?
男性の心理はわかりません
好きな男性のタイプについて聞いてみたところ…
「タイプの男性は、『次の行動』が全く読めないミステリアスな人ですね。あと、好みの香りがする人だとグッときちゃいます」
でも、三姉妹の中で育ってきたので、そもそも男性の心理は全くわからないと話す。
それに…と、彼女は付け加える。
「恋愛経験、実はすごく少なくて。あまり自分からは人を好きになりません。恋に落ちるスパンは、オリンピックと同じサイクルくらいですかね。4年に1回くらい…」
恋愛感情とは異なるが、26歳のときに運命を感じる男性との出会いもあったという。
「自分の性格に対してきちんと指摘してくれる男性が現れたことがありました。『君のこういう部分が良くない』とか、『言いたいことはハッキリ言うべき』とか。
他の人なら言いにくいようなことを、その人は的確に指摘してくれました。恋愛感情とは違いましたが、人生に影響を与えてくれた男性の1人ですね」
ちなみに、好きな男性の前ではどのようになるのか聞いてみたところ、
「私、恋愛初期はツンデレの『ツン』の部分しか出せないんです。一生懸命に好きだという気持ちを相手に伝えているつもりでも、全然伝わっていないみたいで」
そう照れ笑いしながら話してくれた。
表現力を武器に演劇界で邁進し続ける彼女の今後に期待したい。
<今週の美女>
永池南津子さん
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<カメラマン>
佐野 円香
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ハリウッドでも活躍する美女が登場