グラント・イマハラさんご冥福をお祈りいたします
 - Albert L. Ortega / Getty Images

写真拡大

 米ディスカバリーチャンネルの人気検証番組「怪しい伝説」や、Netflixの「ホワイト・ラビット・プロジェクト」にレギュラー出演した、日系アメリカ人のグラント・イマハラさんが、現地時間13日に49歳で亡くなったとDeadlineはじめ各メディアが報じた。

 米ディスカバリーの広報担当者は、マスコミ向けの声明で「グラントの悲しいニュースに心を痛めています。彼はディスカバリーファミリーの大切な一員であり、本当に素晴らしい人物でした。彼のご家族に心からお悔やみを申し上げます」と発表。The Hollywood Reporter によるとイマハラさんは、脳動脈瘤が原因で急死したという。

 1970年10月23日にロサンゼルスで生まれたイマハラさんは、大学で電子工学を専攻し、卒業後はルーカスフィルムの一部門だったTHXに入社。その後、VFX工房・ILMに移籍し『スター・ウォーズ』新三部作におけるR2-D2の改造・オペレーターを務めたほか、モデル制作者として『ギャラクシー・クエスト』(1999)、『マトリックス』シリーズなどに参加。2005年からアメリカの都市伝説等を科学的に検証する「怪しい伝説」のレギュラーとなり、2014年まで200以上のエピソードに出演。その後は「怪しい伝説」で共演していたキャリー・バイロンさん、トリー・ベレッチィさんと共にNetflixの検証番組「ホワイト・ラビット・プロジェクト」のレギュラーを務めた。

 イマハラさんの訃報を受け「怪しい伝説」のホストを務めたアダム・サヴェッジさんはTwitterを更新。「グラントは素晴らしいエンジニアであり、アーティストであり、パフォーマーだった。またそれだけではなく、とても寛大で、気楽で、紳士的な人でした。グラントと一緒に働くけて本当に楽しかった。友人を亡くし本当に寂しく思います」と追悼コメントを発表している。(編集部・入倉功一)