閔カプ龍警察庁長=(資料写真)

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【ソウル聯合ニュース】韓国警察トップの閔カプ龍(ミン・カプリョン)警察庁長は15日の記者懇談会で、韓国の北朝鮮脱出住民(脱北者)団体が北朝鮮の体制を批判するビラを南北境界地域から北朝鮮に向けて飛ばしていることに関連し、北朝鮮を刺激する物を飛ばすことによって北朝鮮が韓国を威嚇し、国民が不安に思う状況が発生してはならないとし、「非常警戒令を出し、風向きなどを分析して主な地点に(警察を)配置するなど24時間体制を取って防止にあたっている」と述べた。

 閔氏は「(統一部の)捜査依頼が入る前から事実関係を把握して必要な措置を講じていた」とし、「事件を併合して処罰できる法理の検討を深めていく」と話した。

 また、各地で児童虐待事件が相次いで発生したことに関しては、「事件が発生した際の対応レベルを『コード3』から『コード1』以上に変更し、現場に緊急出動するように措置を取った」と説明した。

 112番通報(110番通報に相当)があった場合の警察の対応は、緊急性の高い順に0〜4の5レベルに分類されており、コード1は生命の危機が差し迫っている、または進行中の場合に該当する。