「世界最大」うたう電気飛行機離陸。セスナ改造で9人乗りゼロエミッションの短距離輸送が可能に

5月28日、あるセスナ機が初飛行に成功しました。セスナと言えばよく見かける小型のプロペラ機で、特に珍しくもありませんが、今回初飛行に成功したセスナは”世界最大の電気飛行機”に改造されています。

航空宇宙企業AeroTECと、シンガポールの航空機用電動機メーカーmagniXは、セスナ208B Grand Caravanを、750HP(560kW)出力のゼロエミッション飛行機”eCaravan”へと改造しました。

初飛行は、ワシントン州モーゼスレイクにあるAeroTECの飛行試験センターで行われ、eCaravanは約30分間の周辺空域をまったく問題なく完了したとのこと。AeroTECのLee Human CEOは試験飛行の成功に際して「わが社のエンジニア、テクニシャン(メカニック的な意味合い)、飛行試験チームが成し遂げた先駆的な仕事を誇りに思います。これは新たなフロンティアであり、AeroTECは電動航空機の道を切り開くプロセスとベストプラクティスを開発する最前線に立っています」とコメントしました。