バルセロナで出生率が増加? イニエスタが11年前に決めた“あるゴール”が再脚光

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 ヴィッセル神戸に所属する元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタがバルセロナ時代に決めた“あるゴール”が、思わぬ形で再注目されている。27日に、スペインのラジオ局『カデナ・セール』が報じた。

 今回注目を集めているのは、イニエスタが2009年5月6日に敵地『スタンフォード・ブリッジ』でのチェルシー戦で決めたゴールだ。バルセロナは、このチャンピオンズリーグ(CL)準決勝セカンドレグでチェルシーに先制を許し、2戦合計スコアでも0−1でリードを許していた。だが、敗戦が近付いていた93分、FWリオネル・メッシからのパスを受けたイニエスタは、ペナルティアーク付近で右足を一閃。鋭い弾道のシュートがチェルシーゴールに突き刺さり、アウェイゴールの差でバルセロナが決勝進出を果たした。

 後に“イニエスタッソ”とも呼ばれ語り草となったこのゴール、実は思わぬところに影響を与えていた。『カデナ・セール』によると、“イニエスタッソ”はバルセロナにおける出生率を大幅に増加させた可能性があるという。セルダーニャ病院の腫瘍学者であるヘスス・ モンテシノス氏は、合計11,000人の出生データを確認。2010年に、出生率の顕著な増加が見られたと述べている。

 “イニエスタッソ”と出生率増加の因果関係が完全に証明されたわけではないものの、あらためてイニエスタの影響力の大きさを感じさせる逸話だった。