WHO事務局長の辞任求める署名、100万人突破 =署名サイト「チェンジ・ドット・オーグ」より

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(台北中央社)新型コロナウイルスの脅威を過小評価していたなどとして世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長に辞任を要求する署名活動の賛同者が台湾時間24日午後6時過ぎ、100万人を突破した。

カナダ在住の発起人は、テドロス氏が新型コロナウイルスの緊急事態宣言を見送ったことに言及した上で、感染拡大を防げなかった原因の一つは「テドロス氏が事態をあまりにも過少評価していた」ことだとして、事務局長としての適性に疑問を呈した。

また、WHOは政治的に中立であるべきにもかかわらず「テドロス氏は客観的な調査を行わずに中国政府が報告した死者・感染者数をうのみにした」と、テドロス氏の中国寄りの姿勢を批判。

その上で、WHOから排除されている台湾にも言及。「台湾の医療技術はWHOに加盟する多くの国と比べても進んでいる」とし、台湾はいかなる政治的要因によってもWHOから排除されるべきではないと主張している。

署名活動は今年1月末、米の署名サイト「チェンジ・ドット・オーグ」で開始された。25日午後1時の時点で100万7528人の署名が集まっている。

(編集:塚越西穂)