速すぎて残像しか見えない――。そんなフレーズがぴったりな動画がツイッターに投稿され、注目を集めている。

ツイッターユーザーのendoizuru(遠藤イヅル)さん(@ie_andre)が2019年12月25日に投稿した、バス停に設置されたデジタルサイネージの映像だ。

動画を再生してみると、「お知らせ」の欄がどうもおかしい。年末・年始に関する情報が発信されているようだが、ものすごいスピードで文字が過ぎ去っていく。

あまりの速さに内容を把握できない「お知らせ」には、

「コンピュータに脳が追いつけなくなる時代がきた。」
「動体視力のトレーニングに最適ですね(笑)」
「昔のニコ動みたい」

といった反応が寄せられている。

なぜこんなことになってしまったのか。Jタウンネット編集部はサイネージを設置した東急バスに話を聞いた。

現在原因を調査中


何て?(endoizuruさんの動画をより)

東急バスの広報担当者によると、これはバスの接近情報を表示するデジタルサイネージ。

年末・年始に関するお知らせが速すぎるという不具合は同社でも把握しており、取材を行った26日夕時点で、異常があったバス停の「お知らせ」部分は非表示にしているという。原因は調査中だそうだ。

サイネージは、東急バスのバス停20か所に設置されており、うち10か所で同じ不具合が発生していたそうだ。残りの10か所では、読むことができるスピードで表示されているという。

残像になってしまったお知らせの内容は、2019年12月30日〜20年1月4日は休日ダイヤで運行する、というもの。

修正ができ、読めるスピードになり次第再度「お知らせ」を表示するとの話だ。

休日ダイヤになる日程はもう目前に迫っているため、担当者は

「なるべく早く復旧させたい」

と話した。