2019年12月11日から「Mac Pro」の予約受付が日本でも開始されました。CPUは最大28コアのIntel Xeon W-3175X、2933MHz・6チャンネルのECCメモリを最大12枚まで挿すことが可能なためメモリは最大1.5TBまで拡張可能、グラフィックボードには「世界で最もパワフルなグラフィックカード」というAMD Radeon Pro Vega IIを選択することもできるというまさしくモンスター級のスぺックを持った、Macの最上位モデルとなります。価格は税別59万9800円からですが、構成次第では約10倍の値段にまで膨れ上がる価格もモンスター級のMacです。

Mac Pro - Apple(日本)

https://www.apple.com/jp/mac-pro/

Mac Proはタワー型が税別59万9800円から、ラック型が税別64万9800円から購入可能。ただし、記事作成時点ではラック型の予約受付はスタートしていません。



最も安価な税別59万9800円場合、プロセッサには3.5GHz・8コアのIntel Xeon Wプロセッサ(Turbo Boost使用時最大4.0GHz)、メモリは32GB(4×8GB)DDR4 ECC、グラフィックスにはRadeon Pro 580X(8GB GDDR5メモリ搭載)、ストレージは256GBのSSDとなります。

Mac Pro - Apple(日本)



プロセッサの最も高価な構成は2.5GHz・28コアのIntel Xeon Wプロセッサ(Turbo Boost使用時最大4.4GHz)で、これを選ぶだけで価格は税別77万円増加。



メモリは最大1.5TB(12×128GB)のDDR4 ECCメモリを選択可能。その場合、32GBよりも税別275万円も必要になります。



グラフィックスの最も高価な構成はRadeon Pro Vega II Duo(32GB HBM2メモリ搭載)が2枚搭載されるというもの。この場合、最も安価なRadeon Pro 580Xよりも税別で118万8000円も高くなります。



ストレージは最大4TBのSSDを選択可能。この場合、基本の256GB・SSDにプラスで税別15万4000円必要となります。なお、ページ上にはまもなく8TB・SSDも登場と書かれています。



さらに、Mac Proのキャスター部分をステンレススチール製のホイールに変更することもできます。この場合、追加で税別4万4000円が必要となります。



加えて、最も高いパフォーマンスが求められるワークフローのためにより良いビデオ性能を得対場合は、Apple Afterburnerを加えることでMac Proをアップグレードすることも可能。Apple AfterburnerはPCIeアクセラレータカードで、Final Cut Pro X、QuickTime Player X、対応する他社製アプリケーションでProResおよびProRes RAWビデオコーデックのデコーディングを行う際に負荷を軽減してくれるというもの。Mac ProにAfterburnerを追加する場合、PCI Expressスロット5(×16)に最初から搭載されることとなる模様。価格は税別22万円。



これらのオプションをすべて追加すると、Mac Proの価格は572万5800円にもなります。加えて、Magic Mouse 2とMagic Trackpad 2のセット(税別1万4800円)や、プリインストールソフトウェアとして Final Cut Pro X(税別3万2222円)とLogic Pro X(税別2万2037円)を追加することで、最大価格は税別579万4859円にもなります。24回払いで月額税込26万2433円です。



また、32インチRetina 6Kディスプレイである「Pro Display XDR」の標準ガラスモデルは税別52万9800円、Nano-textureガラスモデルは税別59万9800円。Pro Display XDR専用スタンドのPro Standは税別10万6800円、VESAマウントアダプタは税別2万1800円で販売されています。

なお、記事作成時点ではMac Proの配送予定日は2020年1月31日〜2月6日となっており、Pro Display XDRの配送予定日は 2020年1月23日〜30日となっています。