来季からはブンデス2部での戦いが控えているハノーファー96は、kickerが得た情報によれば今季途中から就任していたトーマス・ドル監督を解任し、かつてハノーファーで一時代を築いたミルコ・スロムカ氏が電撃復帰を果たすことになりそうだ。

 これまでハノーファーの次期監督候補としては、ブンデス2部首位ながらシーズン終盤で解任されたマルクス・アンファング監督、さらに元ザントハウゼンケナン・コチャク氏らとの交渉が伝えられており、ドル監督との話し合いについてもキント会長が強調してはいたのだが、しかしながら就任から3勝1分11敗に終わったことを踏まえれば決して解任は驚くことではないだろう。

 しかしながらその後任人事は、まさにサプライズだ。地元メディアのSportbuzzerが報じ、kickerでも確認をとったところによれば、まもなくハノーファーはミルコ・スロムカ監督を招聘する模様。

 ハノーファーからほど近いヒルデスハイム出身の51歳は、2001年から2004年までアシスタントを務め、2010年から2013年12月までトップチームの監督へと就任。そこでリーグ戦135試合で54勝25分56敗をおさめ、2011年は4位、2012年は7位でそれぞれヨーロッパリーグにも出場。

 最近ではカールスルーエにて、2016年12月から2017年4月まで監督を務めたのを最後にフリーの状況が続いており、今冬にブライテンライター監督が解任となった時から後任候補として名前が浮上していた。