マギー、絶対謝らない強硬手段は正解だった?…平成の「お騒がせカップル」(3)

写真拡大

 ゲスの極み乙女。のボーカル・川谷絵音との不貞交際が発覚し、そのLINEメッセージのやり取りまでもが漏洩したタレントのベッキーや、旦那と子供が居ながら、ソーシャルゲームで再会した元カレとホテルで禁断の関係を持ってしまった後藤真希など、平成末期にはSNS社会を象徴したような炎上お騒がせペアが出現したが、これまでのケースとは異なり、一切の謝罪や釈明すらなかった“禁断のペア”も記憶に新しい。

 圧巻のスタイルと美貌をウリとするモデルのマギーは2017年に人気バンド「Hi-STANDARD」のボーカルで2児の父でもある横山健との不貞交際をフライデーされ、SNSを中心に猛烈な批判を浴びた。が、待てど暮らせど本人からは“禁断の関係”についての弁明はなく、現在までも妻子ある横山との不貞愛はまるで無かったことのようにスルーされている。

 騒動発覚後、マギーは徐々に地上波テレビ放送のレギュラー番組から卒業し、社会的な“みそぎ”は受けているのかもしれないが、そもそも女性誌を舞台に活動するモデルにとっては、抱えるレギュラー番組の本数減少は決定的な痛手にはなり得ないという事情もある。

「ベッキーの不貞騒動による過剰な“叩き”は、世間に対しても様々な波紋を呼び、そもそも『謝罪』とは、誰に謝っているのか、不貞相手の夫なり妻、もしくは家族に対して内々に謝ればいいのでは、という意見も根強いものとなりました。そんな中、マギーはまさに、あえて自分から不貞についての声明を出さないことで、それが批判の対象になってしまう一方、メディアに登場する際には、“これまで通りに扱ってください”という意思表示をしたことになり、それはそれで効果があったという風に見えましたね」(テレビ誌ライター)

 平成30年間において、様々な“お騒がせカップル”が台頭したが、騒動そのものをスルーしてしまうことで事態を沈静化させ、謝罪も弁明もしないという選択肢はやはり「平成No.1」の称号を与えるに相応しいタフな強行手段だったといえるだろう。

 ただし、“スルー”が災いし、マギーのSNSアカウントは現在もなお小さなボヤ騒ぎが続いていることは紛れもない事実、世間が都合よく忘れてくれるということは、やはり難しそうだが…。

(木村慎吾)