ナックビーナス(2018キーンランドC)

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 28日、香港のシャティン競馬場で行われた、チェアマンズスプリントプライズに日本のナックビーナスが参戦。武豊騎手を背に果敢に先行したが、2番手から直線後退していき6着敗退の結果となった。上位は香港勢が独占し、香港スプリント界の層の厚さをまざまざと見せつけた。

6着 ナックビーナス
杉浦宏昭調教師
「こっちに来て熱さが堪えたかなというか、いつもより大人しい感じではいたので環境の変化なのか、気候なのかそのあたりはわからないですね。(スタートは)いつも上手な馬なのですが、ちょっと出負けた感はありましたね。道中の感じはナックビーナスらしいスピードを出してくれたと思いますが、最後に来てこっちに来てからの調整の難しさが出たのかなと思います。いつの日かこっちに来て勝ちたいと思います」

レース結果、詳細は下記のとおり。

 28日、香港のシャティン競馬場で行われた6R・チェアマンズスプリントプライズ(G1・3歳上・芝1200m)でJ.モレイラ騎乗、ビートザクロック(せん5・HK・J.サイズ)が快勝した。2着にラタン(せん5・HK・R.ギブソン)、3着にリトルジャイアント(せん6・HK・J.サイズ)が入った。勝ちタイムは1:08:26(良)。

 日本馬、武豊騎乗のナックビーナス(牝6・美浦・杉浦宏昭)は6着敗退となっている。また、2番のミスタースタニングは出走取消となっている。

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モレイラ騎乗のビートザクロックが優勝

 日本から初の海外挑戦となったナックビーナスは、武豊騎手が騎乗して6着敗退となった。8番枠からのスタートとなったナックビーナスは、2番手の位置にスッと上がっていき、直線入り口でも2番手の位置で完璧なレース運びを見せた。流石にそこから抜け出す余力は残っておらず、ゴールまで懸命に走ったが6着入線が精一杯だった。

 優勝は香港のビートザクロック、2着にラタン、3着にリトルジャイアントが入った。3着まで香港勢が制圧し、スプリント戦線の層の厚さを見せつけた。

【全着順】
1着 ビートザクロック
2着 ラタン
3着 リトルジャイアント
4着 サンタアナレーン
5着 ピンウースパーク
6着 ナックビーナス
7着 ウィナーズウェイ
8着 ビドラ
9着 エンゾーズラド
(出走取消)ミスタースタニング