楽天も完全分離へ、「三木谷割」消滅か──社長語る
楽天の三木谷社長は4月10日、報道関係者向けの囲み会見に登壇。国が携帯キャリアに求めている『分離プラン』(通信料金と端末代金の完全分離)の義務化について、総務省が楽天モバイルに限り"適用の除外"を検討しているとの報道について「許されてもやらない」と否定的な見解を示しました。

三木谷社長は同報道について「ニュースソースはわからないが、かなり憶測の部分の報道が大きい」とコメント。続けて「楽天モバイルは携帯電話の民主化活動をテーマとしており、そういうこと(完全分離プラン義務化の除外)が許されたとしても、我々はそういう選択肢を取るつもりはない」と明言しました。

楽天モバイルといえば、端末料金を大幅に割り引く「三木谷割」が有名。携帯キャリア参入後に「通信と端末の完全分離」に舵を切るとすれば、このような大幅な値下げは難しくなる公算です。

(更新:2019/4/10/18:09)三木谷割の記述を追加