2019年3月29日、Valveが「Valve Index」と呼ばれるVRヘッドセットを取り上げたサイトを立ち上げていることがわかりました。このサイトを発見したArsTechnicaによると、Valve Indexは2019年5月に発売される予定で、2018年11月に報じられていたValveのVRヘッドセットの情報とも一致するものだとのこと。また、4月1日にはSteamでのストアページも発見され、以前からValveで開発されていたコントローラー「Knuckles」も同時に発売されるとみられています。

Valve Index

https://store.steampowered.com/sale/valve_index/



Valve’s long-rumored VR headset is finally real: the Valve Index, coming in May | Ars Technica

https://arstechnica.com/gaming/2019/03/valve-index-is-the-game-makers-brand-new-vr-headset-slated-for-may-2019/

公開されたサイトには製品写真と「2019年5月」という日付だけがあるのみで、その他の情報は一切なし。ただし、UploadVRが2018年11月に報じていた内容によると、Valve Indexは135度というHTC ViveやOculus Riftのヘッドセットよりも広い視野を持ち、解像度は両眼で2880×1600ドット・615ppiであるVive Proに相当するとのこと。



また、Valve Indexの底部にうっすらと見える6つのドットは、HTC Viveの赤外線トラッカーを使うか、もしくはウェブカメラやセンサーなしにヘッドセットの動きを捉えるためのものかもしれないとArsTechnicaは指摘しています。



Valveの共同設立者であるゲイブ・ニューウェル氏は2017年に「Unityと、Valve独自のSource 2Engineを使った3つのVRゲームを作成しています」と発表していて、Valveは独自のハードウェアを発売することでいよいよVR業界へ本格的に乗り出すといえます。

2019年4月1日、TwitterでWario64さんがSteamでValve Indexのストアページを発見。このストアページは日本からは閲覧することができませんが、そのスクリーンショットをWario64さんが公開していました。

それによると、2019年5月から予約が開始され、発送は2019年6月15日を予定しているとのこと。ストアページに表示された製品写真で最も特徴的なのが、「没入感を高める」というヘッドセット両側面に固定されたオープン型のヘッドホン。価格は不明ですが、推奨PCスペックとして4コア以上のCPU、NVIDIA GTX 1070以上、DisplayPort1.2やUSB3.0以上のサポートが示されていました。



また、コントローラーのストアページも発見したとのことですが、ストアページには製品画像がまだアップされていないようで、その姿を確認することはできませんでした。



コントローラーについてはValveが現在開発中であり、5本すべての指のトラッキングが可能なVRコントローラー「Knuckles」の製品版が発表されるのではないかと予想されています。