“パパ活”詐欺にあった女性たち「パパがお金を盗んで逃げた」

写真拡大

 若い女性が経済的に援助してくれる男性を探す活動=パパ活。お小遣いをもらえるはずが、「パパに騙された!」という詐欺被害にあう女性も増えているといいます。

 たとえば2017年12月には大阪・難波で、パパを装って、女性6人から腕時計やバッグなど総額415万円相当を盗んだ無職男性(49、当時)が逮捕されました。

 容疑者は出会い系サイトで「 月50〜60万円払う」として女性と会い、「今日は僕の誕生日だからプレゼントが欲しい。お金は後で渡す」と言って、高級ブランド品を買わせます。「危ないからコインロッカーに入れて待ってて。僕は銀行でお金をおろしてくる」と言ったままバックれ、女性がその場を離れたすきにロッカーから物を盗む手口を繰り返していました。

 そこで、実際にパパ活詐欺被害に遭った女性達の話を聞いてみました。

◆“パパ”が財布のお金を盗んで逃亡
 女子大生のアリサさん(仮名・20歳)は、パパ活で金銭被害に遭った1人です。

「マッチングアプリで知り合ったパパ。デートして3万円、Hして5万円という高待遇に惹かれて会うことにしたんです。いざ、会って食事してホテルでHしてお金をもらおうとしたら『食事代とホテル代で現金がなくなっちゃったから一緒にATMついてきてくれる?』と言われました。

 ホテルを出て向かったののは銀行のATMだったので、私は入り口で待っていたんです。結構混んでいたので時間がかかりそうだな〜と思って待っていたのですが、いくら経っても出て来ない……。ふと銀行の中を覗いてみると、いつの間にかいなくなってたんです! どうやら、私がスマホをいじっている隙に逃げ出したっぽいです。

 さらに最悪なのが、ふと自分のお財布を見てみると中に入っていた2万円が盗まれていたこと! お金は盗まれるわ、ヤリ逃げされるわで本当に最悪だったんですけれど、さすがにパパ活でお金を盗まれましたと警察に行くわけにもいかず……泣く泣く諦めました」

 以来、パパ活はやめたと話すアリサさん。このケースは衝動的な犯行っぽいですが、中にはこんな巧妙な手口でパパ活被害に遭ったという女性も。

◆気前の良すぎる“パパ”に舞い上がり……
 ラウンジに勤めるエリカさん(仮名・24歳)は、SNSを通じてパパ活を始めました。

「同じ店の子が『パパ活でデートしただけで3万円ももらえた!』と話してるのを聞いて、私も初めてみることにしたんです。パパ活サイトに登録するとすぐにパパが見つかったんですが、ラウンジで働いているということをメッセージで送ったら『店に行ってみたい』と返信が来ました。

 指名してくれるみたいだしいいかと思い店に呼んだら、ハットを被り口ひげを生やしてどちらかというとオシャレなアパレル関係者という感じの人でした。こんな人がパパ活を? と思いましたが、服装を見る限りお金は持ってそう。早速、店に入ると、『いい店だね。今度、パーティーがあるから二次会で店を貸し切りにしたい』と言われたんです。オーナーにそのことを言うと、売り上げの10%のバックをくれると言われて舞い上がっちゃいました」

◆仮想通貨の講習会に強制参加、セミナー代の請求まで
 「後日、再びパパ活相手から連絡が来て『同伴しよう』と言われました。待ち合わせをして連れていかれた場所はなんとセミナー会場。なんでこんなところに? と思った時にはパパ活相手はいなくなり、すぐに別の人が出てきて仮想通貨投資の話を延々されました。聞いたことのない仮想通貨の名前を挙げられて、『一口3万円から購入できますよ』と勧誘されたんです」

 どうにか逃げ切り、帰ろうしたエリカさんですが、なんとセミナー代として1万円を請求されてしまいます。

「払うまで帰してくれなくて……後からパパ活相手に返してもらおうと思って渋々払いました。やっと抜け出してパパ活相手に電話して同伴しようとしたら『友達と合流して店に行くから迎えに行っている』と言われて、そのまま連絡が取れなくなったんです。

 1万円は取られるし店に遅刻して罰金は取られるし散々でした。当然、店の貸し切りの話もそのままなくなりました。でも、もし店を貸し切りに使われて仮想通貨セミナーの勧誘を店のキャスト全員にされたらと思うと、被害に遭ったのは自分だけでまだ良かったのかなと思います」

 このように、パパ活には思わぬリスクがつきもの。詐欺よりもっと怖い目にあう可能性も肝に命じておきましょう。

―ホントにあった女性の詐欺事件―

<文/カワノアユミ>

【カワノアユミ】
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。裏モノ・夜ネタを主に執筆。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。ツイッターアカウントは@ayumikawano