電子部品を熱から守れ、京大が熱流を最適化する計算法
物体中の熱の伝わり方を最適化して効率的な熱の流れを求める。熱伝導性の違う樹脂の配置や比率を最適化し、特定部位に熱が流れにくい筐体(きょうたい)を設計した。さらに筐体の表面に金属の縞(しま)構造を作り、縞に沿って熱を流す。
実際に樹脂製筐体の表面にメッキで金属縞を作り、熱回避や放熱がうまくいくことを確認した。
今後、縞構造の炭素シートを貼り付けるような簡単な製造法を開発する。
研究室では水冷式ヒートシンクの流路構造と熱伝導を最適化することにも成功している。2次元での熱流最適化に加え、3次元での最適化にも成功。3Dプリンターなどの製造技術とトポロジー最適化を組み合わせれば、高い冷却効率の部品を実際に作れる。
筐体での最適化実証は内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)で実施した。
