物流施設サービスで拡大する従量課金モデル
従来型のロジスティクスサービスは、物流施設の賃料、専用設備の導入費用、作業者確保など多額の初期投資が必要だった。荷物の出荷量に応じて課金する新たなモデルは、売り上げが小規模なEC事業者でも利用でき、拡大時の物流混乱を避けることも可能だ。
大和ハウス工業は18年春に千葉県市川市の物流施設で、実際の荷主も参加して人工知能(AI)やロボットを使ったシェアリングモデルの実証を始めた。千葉県流山市の物流施設で、床面積約3万平方メートルを使った本格運用の準備を進めている。
シェアリングモデルは、多くの荷主が相乗りすればスケールメリットが発生する。異なる業種の荷主が参加することで、物量の波も全体で吸収し、設備や人員の平準化を図れる。
シェアリングモデルの確立はベンチャーが先行している。オープンロジは14年から中小のEC事業者向けに、倉庫事業者と連携して保管と発送業務を従量課金で提供してきた。19年には中国とインドネシアに参入する計画だ。現地で提携先倉庫の調査に取り組む。
