数々の世界のチームと対戦してきたMF本田圭佑【写真:Getty Images】

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「いつも苦戦する」 本田が挙げたのは、代表戦で激突したブラジルのシウバとルイス 

 MF本田圭佑は、今夏のロシア・ワールドカップ(W杯)後にオーストラリア1部メルボルン・ビクトリーに加入し、カンボジア代表の実質的監督として指揮を執る一方、選手としてもリーグ開幕に向けて調整を続けている。

 そんななか、本田が自身のキャリアで感じた「世界最高のDF」として2選手の名前を挙げたと、オーストラリア紙「シドニー・モーニング・ヘラルド」が報じた。

 メキシコ1部パチューカを昨季限りで退団した本田は、ロシアW杯後の新天地としてオーストラリアを選択。時期を同じくしてカンボジア代表のスタッフに入り、事実上の監督として10日の国際親善試合マレーシア戦で指揮を執るも1-3と敗れた。現在はオーストラリアで10月20日のリーグ開幕戦メルボルン・シティ戦に向けて調整を続けている。

 そんな本田が自身のキャリアで対峙して感じた“最高のDF”を明かした。名古屋グランパスエイトを皮切りに、オランダのVVVフェンロ、ロシアのCSKAモスクワ、イタリアのACミラン、メキシコのパチューカと渡り歩き、代表ではW杯3大会連続ゴールと活躍。数々のDFと対戦してきたアタッカーが挙げたのは、二人の選手だった。

「チアゴ・シウバとダビド・ルイス。日本がブラジルと対戦した時、僕たちは嫌な思い出しかない。いつも彼らと対戦した時は苦戦する。だから、彼らが世界最高のDFだと思う」


本田がブラジル戦に出場したのは過去3試合 力の差は歴然…いずれの試合も大敗

 本田が挙げたのは、ブラジル代表として日本の前に立ちふさがったDFチアゴ・シウバ(パリ・サンジェルマン)とDFダビド・ルイス(チェルシー)だった。

 本田はこれまでブラジルと三度対戦。2012年10月16日の国際親善試合で0-4(フル出場)、2013年6月15日のコンフェデレーションズ杯で0-3(先発、後半44分までプレー)、2014年10月14日の国際親善試合で0-4(後半から出場)と敗れた。

 いずれの試合も無得点で大敗しており、日本は力の差をまざまざと見せつけられる試合となった。攻撃を牽引する立場にあった本田にとっては、堅牢な守備で日本の攻撃を封殺したシウバとルイスの二人が誰よりも強く印象に残っているようだ。


(Football ZONE web編集部)