現役スタイリストが伝授!夏から秋にかけて活躍する小物の選び方
その日の天候に合わせて毎朝コーディネートを考えるのは大変ですが、一週間分のコーディネートを前もって準備しておけば楽なのかも、と思ったことはありませんか? TVやラジオなどでも活躍する現役スタイリストの岡田あすかさんは、普段の着こなし方を伝授する自身のメルマガ『スタイリスト岡田あすかの「オトナファッションの着こなしレッスン」』で、上下をあえて同じアイテムにしたまま一週間のスケジュールに合わせて身に着ける小物類を変化させ、さらにそこに季節感も取り入れるという「すご技コーディネート」を披露。そのポイントを詳しく解説しています。
今週のオトナ女性「小物チェンジで1週間アレンジコーデ」
みなさまこんにちは。猛暑が続いていますね。ほんとでしたらもう秋物の話などをそろそろしたいところですが、とても聞きたくありませんよね…笑。
ということで、今回はこの夏を乗り切る、楽しい企画を考えてみました。その名も「小物チェンジで1週間アレンジコーデ」。
前回も書きましたが、小物が変わるだけで雰囲気が全然変わってきます。
そこで今回は、シンプルな「白ノースリーブブラウスに、ブラックデニム」 というコーディネートを、小物だけで7日間イメージチェンジに挑戦してみました。
まずはこちらが何もつけていない状態
では、まず
DAY1「夏のオシャレカフェコーデ」
カジュアルな夏の雰囲気を出すために、ストローハット、サマーブーツ、そしてトップスをインして、エスニック柄のスカーフをベルトのように通してアクセントに。
アクセサリーは、赤色のチョーカーとピアスをセレクトして、カジュアル感をアップ。
DAY2「海辺のドライブコーデ」
こちらはマリンテイストに。白ブラウスのインナーにボーダーのタンクトップをチラ見せ。その他のアイテムを白に統一することで、重くならず、夏の爽やかな雰囲気に。
DAY3「アスレジャーコーデ」
(アスレジャーとは、アスレチックとレジャーをあわせた造語で、スポーツウェアを街中で着るようなスポーツテイストのファッションのことを言います)
デニムシャツを腰に巻き、小物をすべてカジュアル仕様。時計はG-shock 、カーキのキャップ、そしてスニーカー。ピアスもポテト型でとことんラフなコーディネートに。
DAY4「夏の夜のカジュアルパーティーコーデ」
DAY3とはうって変わってパーティー仕様。
ゴールドのチョーカーだけでは物足りないので、ゴールドの3連、そしてロングパールもバランスを見ながらジャラジャラ重ね着け。
また、靴と小ぶりバッグは同じブランドのビジュー付きの華奢なものに。逆にバングルとピアスはごつめのものをセレクト。
仕上げに黒のサテンリボン付きのストローハットを被って、煌びやかにしながらも、どこかカジュアル感を残して。
DAY5「友人とのショッピングコーデ」
こちらは「ブルー×シルバー×クリア」をイメージした、夏の爽やかコーデ。どれもクセのあるアイテムを敢えてチョイスすることで、すこしモードな印象に。
統一感をだすポイントは、先にも書いたように、「ブルー、シルバー、クリア」をイメージして小物を選ぶこと。
DAY6「Barでデートコーデ」
とりあえず妄想シチュエーション笑。インナーに赤のレースタンクトップ、そしてその他のアイテムも赤をチラ見せして少しセクシーな雰囲気に。
赤は見せすぎるとキツクなったり、下品にみえてしまうので、ちらりと見えるくらいがコーディネートも引き締まって上品に見えますよ。
DAY7「晩夏の秋を感じたいコーデ」
どんなコーデだ、笑。って感じですが、夏のセール終わったらアパレルの世界ではもう秋です。なので、すこしずつ秋の雰囲気を取り入れましょう。
同じスカーフ使いでも、先ほどのブルーのスカーフとは、色が変わると一気に印象が変わります。こちらはスカーフで使われているカーキ、ベージュ、オレンジ、を他の小物でもピックアップ。
チョーカーとベルト、バッグはベージュ系に。ベルトは敢えてストールの上からまいて、ストールをアウター風にしました。
また、全体を引き締めるために靴はオレンジのチャンキーヒールパンプスで。
以上!!! 1週間アレンジコーデでした!!!
白と黒のモノトーンコーディネートを、アクセサリー、靴、バッグ、帽子などを変えるだけで、これだけ印象を変えることができます。
ちなみに、使った小物たちはこちら。
こんな風にまとめてみると、各小物のイメージのまとまり方が一目瞭然になりますよね。
よく、アクセサリーを全然持ってない、という方をお聞きしますが、服の数が多くなくても、逆に小物だけでこれだけバリエーション豊富に見せることこができます。
よく、私は
「服どれだけ持っているんですか?」
とか、
「あすかさんのクローゼット覗いてみたい。」
と、言われるのですが、たくさん服をもっているように見える理由はこれだったんです。
まずは自分がしたいイメージを考えて、それに合わせたアイテムを靴、バッグ、アクセサリー、と、色や素材、テイストを決めて選びましょう。
そして次購入するときは、もうそのテイストのものはいりません。
つぎはまた違うテイストをイメージして一通り揃えましょう。
そうやってすこしずつ揃えていくことで、コーディネートがマンネリ化せず、服のイメージもグンと広がります。
しかも今回使用したアイテムたちですが、実は数百円から、数万円まで、様々です。
ちょうどセールも終盤のこの時期、すこし冒険してみて、自分の中に今までにないテイストのアイテムを揃えてみるのもオススメですよ。
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