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はてなは24日、同社開発の直感的サーバー監視サービス「Mackerel(マカレル)」の時系列データベースを強化、1分間単位の細かいデータの保持期間を従来の25時間から460日へと大幅に増加した。

「Mackerel(マカレル)」公式Webサイト

オンプレミス/クラウドを問わずサーバにエージェントを1つ入れるだけで簡易にサーバ監視からアプリケーションに紐付く売上げなど包括的なサーバ監視機能をSaaS型で提供するサービス。サービス、ロール、ホストと独自の概念で監視対象を纏めた概念で設計されたサービスは、APIを用いた可視化、作成した監視ルールによるSlackやChatWorkへのアラートなど自動化やカスタマイズに優れる監視サービスを提供する。

24日、同社は「Mackerel」の時系列データベースの強化を発表した。時系列データベースでは、CPUやメモリ使用率やロードアベレージといった情報を1分/5分/1時間/1日の各間隔で保持できるが、これまで保持期間がそれそれ25時間/21日/90日/400日であった。今回の強化でデータ保持期間がすべて460日となる。なおグラフの表示期間はFree版では従来と変わらないが、Standard版では400日から460日へと増加する。

特に1分間隔のデータ保持期間は従来の25時間から大きく増加することになり、データの保存先での工数やコストが削減され、粒度の細かい高精度の分析が長期間可能になる。Mackerelは「はてなブックマーク」や「はてなブログ」をはじめ、大規模な個人ユーザー向けサービスで培った管理ノウハウをもとに開発され、2014年にサービスが開始している。同社は、「『Mackerel』では、今後も、エンジニアが抱えるインフラ環境の複雑性にまつわるさまざまな課題を解消するため、高度なアルゴリズムを使った将来予測機能の進化や異常検知機能の開発などに取り組み、効率的な開発・運用プロセスへの革新できるサービスの提供を目指してまいります。」としている。